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キャンプ場へ行こう!
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朝、一が起きてきたのは8時ちょっと前。
「あ、一にい、おはよ-。テ-ブルの上のホットサンド作っといたから食べて-。」
「起きてすぐ食べれるか、阿呆・・・。」
「ん、じゃあ、包んどくから運転しながら食べる?」
「あ、嗚呼・・・。」
「はい、兄さん。とりあえず、コ-ヒ-置いとくよ。時間ないからお代わりは車の中で。」
と入れ代わりに蒼紫が一にホットコ-ヒ-を置いていく。
一は眼である物を探しながらコーヒーを飲んだ。
「あいつが見えんようだが・・・・。置いていくのか?」
「ん?【比古さん】のこと?昨日話したからその辺で待ってると思うよ~。」
と、武尊がホットサンドを包みながら答えた。
「話したって・・・武尊・・・(相手は猫だぞ?)。」
一はため息をつきながらコ-ヒ-を飲み時計を見た。
「時間だな。エンジンかけてくる。」
「うん、私も蒼紫にいもすぐ行くから。」
一は立ち上がり、玄関へ向かうと白い物体が目に入った。
白猫の【比古さん】は玄関の前でちょこんと・・・、いや、一の行く手を阻むようにど真ん中にド-ンと座っていた。
一は、たかが猫だと思いつつも、
「いいか、集合時間に遅れたら置いて帰るからな。」
と【比古さん】を指さし言いつつ玄関を開けた。
という具合で今に至る。
「だけど、くじ運がいいと言えない武尊がよく二等なんて当たったよね。」
と、蒼紫が後部座席から行った。
「うん・・・。」
「商店街へ何しに行ったんだ?」
と、一が聞いた。
「お肉を買いに。キャンプへ行かなくても一にいが帰って来るから今夜は焼き肉にしようと思っていたの。」
と言いつつ武尊は昨日の出来事を思い出していた。
実は当たった福引券はお肉を買ってもらったものではない。
商店街の肉屋に行く途中の、以前から工事中だった店舗がなにやらオ-プンしている様だったので通りすがりに何気なく近寄ってみたところ、なんとそこはランジェリ-ショップのお店だった。
(わ、こんな昔からの商店街にこんなお店が出ていいのかなぁ・・。)
と、驚きつつもマネキンに着せてあったレ-スの下着に引かれつい、ショ-ウィンドゥの手前でそのマネキンに見入っていると中から急に人が出てきて武尊はその人と目が合ってしまった。
「あら、かわいいお客さんね。」
少しハスキ-な声で武尊は話しかけられた。
その言葉にこの人がお店の人だと武尊は分かり、
「あ、いえ、、、ちょっと見てただけです!」
と、恥ずかしくて慌てて答えた。
「でもごめんなさいねぇ~、今日うちの社長が急遽京都に来ることになっちゃって出かけなくっちゃいけないからお店閉めちゃうの。よかったらまた来てね。」
と言って店員はカバンの中から鍵を取り出そうとして
「あ、そうだわ。よかったらこれ、私の名刺とここの福引券。」
と店員は武尊に差し出した。
「あ・・・、いえ、、、見てただけなのにもらうわけにいきません。」
と断ろうとすると、
「いいってば。どうせ福引引けるのも今日までなんだし、私が持っててもゴミになるだけだから、はい。」
と、半ば押し付けられるように受け取った武尊が、
「あ・・・、はい・・、すみませんありがとうございます。」
とおじぎをしている間に店員はガチャっと鍵を閉めると、
「じゃ、よかったらまた来て頂戴ね。」
と小走りに走って行った。
その店員を武尊は見送ると渡された名刺を見た。
《オ-ダ-メイドランジェリ-ショップCCO
京都支店店長 Kamatari Honnjyo》
「わっ!店長さんだったんだ、あの人!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あ、一にい、おはよ-。テ-ブルの上のホットサンド作っといたから食べて-。」
「起きてすぐ食べれるか、阿呆・・・。」
「ん、じゃあ、包んどくから運転しながら食べる?」
「あ、嗚呼・・・。」
「はい、兄さん。とりあえず、コ-ヒ-置いとくよ。時間ないからお代わりは車の中で。」
と入れ代わりに蒼紫が一にホットコ-ヒ-を置いていく。
一は眼である物を探しながらコーヒーを飲んだ。
「あいつが見えんようだが・・・・。置いていくのか?」
「ん?【比古さん】のこと?昨日話したからその辺で待ってると思うよ~。」
と、武尊がホットサンドを包みながら答えた。
「話したって・・・武尊・・・(相手は猫だぞ?)。」
一はため息をつきながらコ-ヒ-を飲み時計を見た。
「時間だな。エンジンかけてくる。」
「うん、私も蒼紫にいもすぐ行くから。」
一は立ち上がり、玄関へ向かうと白い物体が目に入った。
白猫の【比古さん】は玄関の前でちょこんと・・・、いや、一の行く手を阻むようにど真ん中にド-ンと座っていた。
一は、たかが猫だと思いつつも、
「いいか、集合時間に遅れたら置いて帰るからな。」
と【比古さん】を指さし言いつつ玄関を開けた。
という具合で今に至る。
「だけど、くじ運がいいと言えない武尊がよく二等なんて当たったよね。」
と、蒼紫が後部座席から行った。
「うん・・・。」
「商店街へ何しに行ったんだ?」
と、一が聞いた。
「お肉を買いに。キャンプへ行かなくても一にいが帰って来るから今夜は焼き肉にしようと思っていたの。」
と言いつつ武尊は昨日の出来事を思い出していた。
実は当たった福引券はお肉を買ってもらったものではない。
商店街の肉屋に行く途中の、以前から工事中だった店舗がなにやらオ-プンしている様だったので通りすがりに何気なく近寄ってみたところ、なんとそこはランジェリ-ショップのお店だった。
(わ、こんな昔からの商店街にこんなお店が出ていいのかなぁ・・。)
と、驚きつつもマネキンに着せてあったレ-スの下着に引かれつい、ショ-ウィンドゥの手前でそのマネキンに見入っていると中から急に人が出てきて武尊はその人と目が合ってしまった。
「あら、かわいいお客さんね。」
少しハスキ-な声で武尊は話しかけられた。
その言葉にこの人がお店の人だと武尊は分かり、
「あ、いえ、、、ちょっと見てただけです!」
と、恥ずかしくて慌てて答えた。
「でもごめんなさいねぇ~、今日うちの社長が急遽京都に来ることになっちゃって出かけなくっちゃいけないからお店閉めちゃうの。よかったらまた来てね。」
と言って店員はカバンの中から鍵を取り出そうとして
「あ、そうだわ。よかったらこれ、私の名刺とここの福引券。」
と店員は武尊に差し出した。
「あ・・・、いえ、、、見てただけなのにもらうわけにいきません。」
と断ろうとすると、
「いいってば。どうせ福引引けるのも今日までなんだし、私が持っててもゴミになるだけだから、はい。」
と、半ば押し付けられるように受け取った武尊が、
「あ・・・、はい・・、すみませんありがとうございます。」
とおじぎをしている間に店員はガチャっと鍵を閉めると、
「じゃ、よかったらまた来て頂戴ね。」
と小走りに走って行った。
その店員を武尊は見送ると渡された名刺を見た。
《オ-ダ-メイドランジェリ-ショップCCO
京都支店店長 Kamatari Honnjyo》
「わっ!店長さんだったんだ、あの人!」
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