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天橋立股のぞき
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「他に遊びたいものでもあるのか。」
ここは小さい子供も楽しめるアトラクションも少しある場所だ。
一はケーブルカーの乗車口でもらったパンプレットをポケットから取り出そうとすると、
「違うの・・。」
と武尊が一の手を止めた。
「あのね・・、折角来たんだから写真撮りたいなと思って。」
と、武尊はポケットからスマホを取り出した。
「なかなか三人で出かけられないから三人で写真撮りたいの。」
「まあ良いが何故そんなにもじもじするんだ。」
「もじもじなんてしてないよ!」
と言いつつも、それにしては何かに動揺しているかのような武尊の態度に蒼紫も不振に思った。
「何故写真ぐらいでにそんなに『もじもじ』するんだ。」
「蒼紫にいまで『もじもじ』を強調しないで!・・んとね、昨日一晩考えたんだけどね、、」
「何だ、もったいぶらずに早く言え。」
「んと・・一にいと蒼紫と取ってもらいたいポーズがあってね、その真ん中に私が入るんだけど・・。」
と、武尊は自分のスマホを開き検索すると、そこにはカップルで仲良く二人でハートを作って弾ける笑顔を振りまく写真がずらりと出て来た。
それをのぞき込んだ一は固まった。
「武尊・・お前さっき俺と蒼紫で撮るポーズと言ったな。俺と武尊じゃないのか。」
「あ、兄さん、それ俺のセリフ。武尊がやって欲しいと言うなら兄さんとでもやるけど俺も武尊の方がいいよ。」
二人の兄に言い寄られて武尊は一瞬迷ったが、
「ん・・でもお願い。そのポーズで撮りたいな。」
「うっ・・。」
一は口をへの字にして本当に困った顔をしたが、次の瞬間目の奥を光らせた。
「さっきも【お願い】を聞いたばっかりだったから今回の【お願い】は後から対価をもらうからな。蒼紫!」
一は蒼紫を呼ぶとさっさと天橋立がバックに写るいい位置に立った。
「ありがと!一にい!」
武尊がやったー!とばかりににっこり笑う横で蒼紫は、
「・・じゃ、俺も後から対価もらおうかな。」
と、武尊の頭をポンと撫でて一の所へ向かった。
ん?っと一瞬首を傾げた武尊だったが二人が良い位置に着いたので武尊はスマホを二人に向けた。
「じゃ、ポーズして見て!」
武尊の声で二人は写真と同じ様なポーズをするが、
「良いとは言ったが少し恥ずかしいな。」
と一は自分達を物珍し気に見ていく家族連れやカップルの視線が気になった。
「早く終わらせるしかないね。どう武尊、こんなのでいいかい?」
とスマホを構える武尊に蒼紫は声をかけた。
「うん、バッチリ!」
武尊は(よしっ!)っと、たまたまいい所にスマホを置ける場所にスマホを置くと持っていたペットボトルに立てかけタイマーを押して二人の兄の下へ走った。
パシャリ。
デジタルなシャッター音と共に三人のひと夏が記録されたのだった。
2018.12.11
ここは小さい子供も楽しめるアトラクションも少しある場所だ。
一はケーブルカーの乗車口でもらったパンプレットをポケットから取り出そうとすると、
「違うの・・。」
と武尊が一の手を止めた。
「あのね・・、折角来たんだから写真撮りたいなと思って。」
と、武尊はポケットからスマホを取り出した。
「なかなか三人で出かけられないから三人で写真撮りたいの。」
「まあ良いが何故そんなにもじもじするんだ。」
「もじもじなんてしてないよ!」
と言いつつも、それにしては何かに動揺しているかのような武尊の態度に蒼紫も不振に思った。
「何故写真ぐらいでにそんなに『もじもじ』するんだ。」
「蒼紫にいまで『もじもじ』を強調しないで!・・んとね、昨日一晩考えたんだけどね、、」
「何だ、もったいぶらずに早く言え。」
「んと・・一にいと蒼紫と取ってもらいたいポーズがあってね、その真ん中に私が入るんだけど・・。」
と、武尊は自分のスマホを開き検索すると、そこにはカップルで仲良く二人でハートを作って弾ける笑顔を振りまく写真がずらりと出て来た。
それをのぞき込んだ一は固まった。
「武尊・・お前さっき俺と蒼紫で撮るポーズと言ったな。俺と武尊じゃないのか。」
「あ、兄さん、それ俺のセリフ。武尊がやって欲しいと言うなら兄さんとでもやるけど俺も武尊の方がいいよ。」
二人の兄に言い寄られて武尊は一瞬迷ったが、
「ん・・でもお願い。そのポーズで撮りたいな。」
「うっ・・。」
一は口をへの字にして本当に困った顔をしたが、次の瞬間目の奥を光らせた。
「さっきも【お願い】を聞いたばっかりだったから今回の【お願い】は後から対価をもらうからな。蒼紫!」
一は蒼紫を呼ぶとさっさと天橋立がバックに写るいい位置に立った。
「ありがと!一にい!」
武尊がやったー!とばかりににっこり笑う横で蒼紫は、
「・・じゃ、俺も後から対価もらおうかな。」
と、武尊の頭をポンと撫でて一の所へ向かった。
ん?っと一瞬首を傾げた武尊だったが二人が良い位置に着いたので武尊はスマホを二人に向けた。
「じゃ、ポーズして見て!」
武尊の声で二人は写真と同じ様なポーズをするが、
「良いとは言ったが少し恥ずかしいな。」
と一は自分達を物珍し気に見ていく家族連れやカップルの視線が気になった。
「早く終わらせるしかないね。どう武尊、こんなのでいいかい?」
とスマホを構える武尊に蒼紫は声をかけた。
「うん、バッチリ!」
武尊は(よしっ!)っと、たまたまいい所にスマホを置ける場所にスマホを置くと持っていたペットボトルに立てかけタイマーを押して二人の兄の下へ走った。
パシャリ。
デジタルなシャッター音と共に三人のひと夏が記録されたのだった。
2018.12.11
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