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天橋立股のぞき
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「天橋立と言えば!」
車の中で熟睡した武尊は元気いっぱいだった。
事前に下調べし見たかった景色、『飛龍観』を見るベストスポットに一足先に着くと息をはずませ二人の兄を呼んだ。
「ここよ!早く~!」
武尊にせかされつつ現地についた二人は目下に広がる景色に目を見張った。
「ほう・・これはなかなかなだな。」
「実際に見るのはやっぱり違うね。」
天橋立自体にはさほど関心がなかった二人の兄も晴天の空の色をくっきり映した海に伸びる濃い緑の砂州は立派に見えた。
と、同時にその景色を見る為のいくつかのお立ち台・・もとい、股のぞき台で股のぞきをしている家族やカップルが目に入った。
そしてその中の一つののぞき台に武尊がぴょんと飛び乗って早速股のぞきを始めた。
「まったくあいつは何時になったら大人しくなるんだ。」
一はそう言いつつもその行動が可愛らしくて苦笑する。
「俺は変わらない武尊でも好きだよ。元気で素直で・・。」
むしろ変わらないでいて欲しいと蒼紫は愛しさを込めて武尊をみつめた。
景色を堪能した武尊はいったん身体起こして二人を振り返った。
「もう!折角ここに来たんだから一にいも蒼紫にいも股のぞきする!」
両手を腰に当て怒ったふりをしながら言って笑う武尊に蒼紫は聞いた。
「本当にやるの?」
「うん・・お願い。こうやって三人で来れるのってなかなかないでしょ。だから・・。」
少し申し訳なさそうに手を合わせる武尊の気持ちが一にも蒼紫にも分からないではない。
本当に純粋に兄弟三人で来れる機会が今後あるかどうか未来の予想は出来なかった。
「仕方ないな、武尊は。」
蒼紫はポンと武尊の頭を軽くなでて軽やかに台の上に飛び乗った。
「一にいも・・。」
武尊の気持ちも分からないではないが『いい歳をしてこの俺が』という気持ちも半分の一も武尊の上目づかいのお願いについに観念し、しぶしぶ台に上がった。
武尊を真ん中に一と蒼紫がその隣に立つ。
一通り海を見下ろす絶景を目に焼き付けた後、
「じゃあ、行くよ!『せーの』で股のぞきだよ!・・せーの!」
晴天の下、武尊の掛け声が見晴台に響き三人は天に舞い上がる龍を見たのだった。
車の中で熟睡した武尊は元気いっぱいだった。
事前に下調べし見たかった景色、『飛龍観』を見るベストスポットに一足先に着くと息をはずませ二人の兄を呼んだ。
「ここよ!早く~!」
武尊にせかされつつ現地についた二人は目下に広がる景色に目を見張った。
「ほう・・これはなかなかなだな。」
「実際に見るのはやっぱり違うね。」
天橋立自体にはさほど関心がなかった二人の兄も晴天の空の色をくっきり映した海に伸びる濃い緑の砂州は立派に見えた。
と、同時にその景色を見る為のいくつかのお立ち台・・もとい、股のぞき台で股のぞきをしている家族やカップルが目に入った。
そしてその中の一つののぞき台に武尊がぴょんと飛び乗って早速股のぞきを始めた。
「まったくあいつは何時になったら大人しくなるんだ。」
一はそう言いつつもその行動が可愛らしくて苦笑する。
「俺は変わらない武尊でも好きだよ。元気で素直で・・。」
むしろ変わらないでいて欲しいと蒼紫は愛しさを込めて武尊をみつめた。
景色を堪能した武尊はいったん身体起こして二人を振り返った。
「もう!折角ここに来たんだから一にいも蒼紫にいも股のぞきする!」
両手を腰に当て怒ったふりをしながら言って笑う武尊に蒼紫は聞いた。
「本当にやるの?」
「うん・・お願い。こうやって三人で来れるのってなかなかないでしょ。だから・・。」
少し申し訳なさそうに手を合わせる武尊の気持ちが一にも蒼紫にも分からないではない。
本当に純粋に兄弟三人で来れる機会が今後あるかどうか未来の予想は出来なかった。
「仕方ないな、武尊は。」
蒼紫はポンと武尊の頭を軽くなでて軽やかに台の上に飛び乗った。
「一にいも・・。」
武尊の気持ちも分からないではないが『いい歳をしてこの俺が』という気持ちも半分の一も武尊の上目づかいのお願いについに観念し、しぶしぶ台に上がった。
武尊を真ん中に一と蒼紫がその隣に立つ。
一通り海を見下ろす絶景を目に焼き付けた後、
「じゃあ、行くよ!『せーの』で股のぞきだよ!・・せーの!」
晴天の下、武尊の掛け声が見晴台に響き三人は天に舞い上がる龍を見たのだった。