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「蒼紫にい、夕飯食べた?」
「まだだが・・。」
「じゃ、おそうめんでいい?一にいも私もさっき食べちゃったんだけど、直ぐ出来るし。」
「嗚呼、それでいい。」
蒼紫がそう答えると鼻歌まじりに武尊は台所へ向かった。
ダイニングに戻って来た一は再び自分の席に座り目の前の蒼紫をフンと言わんばかりに見る。
「いいじゃない、そんなに羨ましがらなくても。」
「別に羨ましくなどない。」
負けを認めたくなくて一は強がった。
「それにしても今年は何処に行くんだろうね。最近の夏は全部武尊の希望ばかりだ。」
蒼紫はクスっと笑うと思わず台所に視線を流した。
「武尊の行きたいところなら何処でもいいさ。俺達が行きたい所など純粋にレジャーにはならないだろうからな。」
「まあね。」
「それに武尊が喜ぶのを見る方が何倍も楽しいしな。」
「そうだね。」
一は先程のローション塗りが恋の前哨戦で蒼紫に一歩リードを許したとしてもこれは長期戦だと自分に言い聞かせながら蒼紫と話す。
微妙な沈黙がまだ残るダイニングに、
「はい!お待たせ!」
と明るい声と共に武尊が台所からそうめんと枝豆を山盛り持って来た。
一は二本目のビールの缶を開け、蒼紫は華麗にそうめんを食べ始めた時武尊が話を切り出した。
「一にい、蒼紫にい、明後日二人の予定が空いてるなら家族で海に行きたいな。蒼紫にいは海は飽きたっていうかもしれないけど・・。」
後半ちょっと武尊は蒼紫の顔色を伺いながら声のトーンを少し落とす。
「いや、皆で行けるのなら何処でも構わないが。」
蒼紫の返事を聞いて武尊がやった!と目を輝かせる。
「で、何処の海だ。」
一が話の続きを促した。
「うん、人込みはあんまり好きじゃないから日本海側にしようと思って。『天橋立』に行きたい!あの辺には美味しい海鮮料理のお店もあるみたいだし!日帰りも出来るし!」
話をしながら武尊の目は一層期待でキラキラしている。
一も蒼紫も思わず苦笑したくなるほどだ。
「いいだろう。」
「俺も。」
「やった!ありがと、一にい、蒼紫にい!楽しみだなぁ~!明日もっと情報仕入れとくね!」
一と蒼紫の了解を得て武尊ははちきれんばかりの笑みをこぼした。
そして妹の笑顔がたまらなく愛しいと思う二人だった。
「まだだが・・。」
「じゃ、おそうめんでいい?一にいも私もさっき食べちゃったんだけど、直ぐ出来るし。」
「嗚呼、それでいい。」
蒼紫がそう答えると鼻歌まじりに武尊は台所へ向かった。
ダイニングに戻って来た一は再び自分の席に座り目の前の蒼紫をフンと言わんばかりに見る。
「いいじゃない、そんなに羨ましがらなくても。」
「別に羨ましくなどない。」
負けを認めたくなくて一は強がった。
「それにしても今年は何処に行くんだろうね。最近の夏は全部武尊の希望ばかりだ。」
蒼紫はクスっと笑うと思わず台所に視線を流した。
「武尊の行きたいところなら何処でもいいさ。俺達が行きたい所など純粋にレジャーにはならないだろうからな。」
「まあね。」
「それに武尊が喜ぶのを見る方が何倍も楽しいしな。」
「そうだね。」
一は先程のローション塗りが恋の前哨戦で蒼紫に一歩リードを許したとしてもこれは長期戦だと自分に言い聞かせながら蒼紫と話す。
微妙な沈黙がまだ残るダイニングに、
「はい!お待たせ!」
と明るい声と共に武尊が台所からそうめんと枝豆を山盛り持って来た。
一は二本目のビールの缶を開け、蒼紫は華麗にそうめんを食べ始めた時武尊が話を切り出した。
「一にい、蒼紫にい、明後日二人の予定が空いてるなら家族で海に行きたいな。蒼紫にいは海は飽きたっていうかもしれないけど・・。」
後半ちょっと武尊は蒼紫の顔色を伺いながら声のトーンを少し落とす。
「いや、皆で行けるのなら何処でも構わないが。」
蒼紫の返事を聞いて武尊がやった!と目を輝かせる。
「で、何処の海だ。」
一が話の続きを促した。
「うん、人込みはあんまり好きじゃないから日本海側にしようと思って。『天橋立』に行きたい!あの辺には美味しい海鮮料理のお店もあるみたいだし!日帰りも出来るし!」
話をしながら武尊の目は一層期待でキラキラしている。
一も蒼紫も思わず苦笑したくなるほどだ。
「いいだろう。」
「俺も。」
「やった!ありがと、一にい、蒼紫にい!楽しみだなぁ~!明日もっと情報仕入れとくね!」
一と蒼紫の了解を得て武尊ははちきれんばかりの笑みをこぼした。
そして妹の笑顔がたまらなく愛しいと思う二人だった。