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蒼紫ヴァレンタインに苦戦する・の巻
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蒼紫は午前中徳川教授の手伝いをした後、昼から天文学部の部室へ向かった。
そこには部員がすでに四人集合しており、くっちゃべっていた。
「お前ら・・講義はどうした。」
またサボりかと蒼紫がため息をつくと火男が、
「御頭、また俺たちがサボっていると思ってるようですが違いますぜ!今日は先生殿がインフルエンザでぶっ倒れたっていうことで講義は休みってことですわ。」
と言った。
「そうか・・ならいい・・。」
蒼紫はそう言うと自分の机に座り、分厚い本を開き読み始めた。
「【広がり続ける宇宙とその要因について】・・ですかこりゃまた難しい本ですな。」
と背の低い癋見が覗き込むようにチラ見をすると蒼紫は、
「中で静かに出来ぬようなら筋トレでもして来い。般若、任せた。」
と言うと恐ろしいほどの集中力で周りのことは何も聞こえない状態になった。
そんな蒼紫が顔を上げたのは般若が三度蒼紫に呼びかけてからだった。
「蒼紫様、本日我々はこれにて下がらせて頂きます。」
ん?と蒼紫が思っていると般若は続けて、
「明日はヴァレンタインデーですのでこれから四人でチョコを買いに行くのです。」
と言うので蒼紫は真顔で、
「お前らがチョコだと?ヴァレンタインチョコは女が男に渡すんじゃないのか?」
と問いかけた。
すると式尉が、
「御頭はそういう所がいけねぇ。俺達と違ってモテルくせにこういう所が抜けてるんだな。今は昔と違って男も女に買う時代なんですぜ!」
と得意気に言うのだった。
そうなのか!?と蒼紫には衝撃的な話だったがそれを顔に出してはいけないと思い、冷静を保ちつつ、
「チョコをお前らが買うだと!?誰に渡すんだ!」
と思わず問うと四人はにぃぃっと笑い、
「武尊ちゃん!」
と答えたのだった。
「なっ・・!」
思わず絶句の蒼紫がハッと気が付くと空が茜色に染まりかけているではないか。
蒼紫は今出た自分の妹の名で武尊との朝の約束をハッと思い出した。
「俺も帰るぞ!」
バム!と音をたて、厚表紙の本を閉じると蒼紫は急いでバイクにまたがったのだった。
もちろん帰り際に四人に、
「武尊はお前達にはやらん!どうしてもというなら俺を倒せる実力をつけてから来い!」
と投げ台詞は忘れなかったが・・。
そこには部員がすでに四人集合しており、くっちゃべっていた。
「お前ら・・講義はどうした。」
またサボりかと蒼紫がため息をつくと火男が、
「御頭、また俺たちがサボっていると思ってるようですが違いますぜ!今日は先生殿がインフルエンザでぶっ倒れたっていうことで講義は休みってことですわ。」
と言った。
「そうか・・ならいい・・。」
蒼紫はそう言うと自分の机に座り、分厚い本を開き読み始めた。
「【広がり続ける宇宙とその要因について】・・ですかこりゃまた難しい本ですな。」
と背の低い癋見が覗き込むようにチラ見をすると蒼紫は、
「中で静かに出来ぬようなら筋トレでもして来い。般若、任せた。」
と言うと恐ろしいほどの集中力で周りのことは何も聞こえない状態になった。
そんな蒼紫が顔を上げたのは般若が三度蒼紫に呼びかけてからだった。
「蒼紫様、本日我々はこれにて下がらせて頂きます。」
ん?と蒼紫が思っていると般若は続けて、
「明日はヴァレンタインデーですのでこれから四人でチョコを買いに行くのです。」
と言うので蒼紫は真顔で、
「お前らがチョコだと?ヴァレンタインチョコは女が男に渡すんじゃないのか?」
と問いかけた。
すると式尉が、
「御頭はそういう所がいけねぇ。俺達と違ってモテルくせにこういう所が抜けてるんだな。今は昔と違って男も女に買う時代なんですぜ!」
と得意気に言うのだった。
そうなのか!?と蒼紫には衝撃的な話だったがそれを顔に出してはいけないと思い、冷静を保ちつつ、
「チョコをお前らが買うだと!?誰に渡すんだ!」
と思わず問うと四人はにぃぃっと笑い、
「武尊ちゃん!」
と答えたのだった。
「なっ・・!」
思わず絶句の蒼紫がハッと気が付くと空が茜色に染まりかけているではないか。
蒼紫は今出た自分の妹の名で武尊との朝の約束をハッと思い出した。
「俺も帰るぞ!」
バム!と音をたて、厚表紙の本を閉じると蒼紫は急いでバイクにまたがったのだった。
もちろん帰り際に四人に、
「武尊はお前達にはやらん!どうしてもというなら俺を倒せる実力をつけてから来い!」
と投げ台詞は忘れなかったが・・。