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熱中症
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武尊はお気に入りのぬいぐるみか抱き枕の代用のように一の手を自分の手でつかんでいた。
(一にい・・。)
100%の安心材料。
それを掴んでいるからだろうか。
(大好きな一にい・・)
武尊は一のことを思いながら心の奥へと思いを沈めた。
自分をいつも守ってくれる頼りになる長兄。
でもこんな兄もいつかお嫁さんをもらってどこかへ行ってしまう。
ずっとずっと傍にいて欲しいのにそんなこと無理だと分かっている。
だからといって、逆に一生独り身というのも妹としてはなんだ。
そんな可哀想なことにはなって欲しくない。
とすればやはり結婚ということになるのだが兄の妻になるのは間違いなく自分ではない誰か。
武尊は前に何度かこのことを考えたことはあるけれどその時は今日ほど深く考えたことはなかった。
あれこれ考えているうちに自分の髪が優しく撫でられた。
(誰にも渡したくない・・でもそれは・・)
叶わぬ夢だと思った時、更に強く握った一の手に武尊の唇が微かに触れたと同時に武尊の目から熱いものが溢れ、頬を伝った。
2016.10.13
(一にい・・。)
100%の安心材料。
それを掴んでいるからだろうか。
(大好きな一にい・・)
武尊は一のことを思いながら心の奥へと思いを沈めた。
自分をいつも守ってくれる頼りになる長兄。
でもこんな兄もいつかお嫁さんをもらってどこかへ行ってしまう。
ずっとずっと傍にいて欲しいのにそんなこと無理だと分かっている。
だからといって、逆に一生独り身というのも妹としてはなんだ。
そんな可哀想なことにはなって欲しくない。
とすればやはり結婚ということになるのだが兄の妻になるのは間違いなく自分ではない誰か。
武尊は前に何度かこのことを考えたことはあるけれどその時は今日ほど深く考えたことはなかった。
あれこれ考えているうちに自分の髪が優しく撫でられた。
(誰にも渡したくない・・でもそれは・・)
叶わぬ夢だと思った時、更に強く握った一の手に武尊の唇が微かに触れたと同時に武尊の目から熱いものが溢れ、頬を伝った。
2016.10.13