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ベーコンエッグの朝ごはん(現代兄妹編)
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その頃東京・・・。
滝のような雨がある部屋の窓ガラスを流れ落ちてゆく。
部屋には一人の高校生ぐらいに見える少年が窓際で窓を滑り落ちる雨を見ていた。
「宗次郎、何見てやがる。」
突然部屋に入って来た包帯だらけの男がその少年に話しかけた。
宗次郎と呼ばれた少年は入口を振り返ってにこやかに答えた。
「別に何も、志々雄さん。」
「そうか。」
志々雄と呼ばれた男は宗次郎の横に来て同じように窓の外を見つめた。
「ふっ、まるであの日のようだな。」
「そうですか?僕はただこんな天気じゃマダム・オ・ノンのシュークリームが買いにいけないなって思ってただけなんですけど。」
志々雄は腕を組んで意味有りげに宗次郎を見下ろすが宗次郎はにこにこしながら志々雄にそう答えた。
「へっ。・・まあいい。」
「志々雄さんは何の用事ですか?まさかこの雨の中、また頭の固いおじさんたちに話をしに行くからついて来いってわけじゃないですよね。」
「俺だって石頭どもを好きで相手にしてるんじゃねぇよ。あいつらはあくまでも国取りの足掛かりだ、っとそれより少し俺の相手をしな。どうもこんな天気じゃ仕事も乗らねぇ。」
「志々雄さんがそういうなら仕方がありませんね。でも手加減して下さいよ、志々雄さん、強すぎるんですから。」
「よく言うぜ。さっさとやってさっさと終わらせるぞ。由美がおめぇの為にシュークリームを焼いてきたって言ってたからな。」
「由美さんが!嬉しいな~。それじゃあさっさと終わらせないとですね。」
そう言って二人は部屋を出た。
部屋の前にはこの部屋の名前が書いてあった。
【未来エネルギー開発部】
ここは【マコト石油】を運営するCCOコーポレーションのとある一室。
開発部と言っても部長の瀬田宗次郎一名しかいない。
そして部屋にある上げ下げ式の黒板には何やら数式がびっしり書いてある。
志々雄真実。
全身を焼かれたあの日から彼には誓った事がある。
まだその全貌は見えないが幕はすでに上がっていたのであった。
追記:
追記:マダム・オ・ノンという洋菓子の店は全くの妄想です。
本当にあったらどうしようっ!東京で実は有名な店だ、っていうオチだったら笑っちゃう・・。
宗ちゃんはどうやらシュークリームがお好き。
2014.08.18
滝のような雨がある部屋の窓ガラスを流れ落ちてゆく。
部屋には一人の高校生ぐらいに見える少年が窓際で窓を滑り落ちる雨を見ていた。
「宗次郎、何見てやがる。」
突然部屋に入って来た包帯だらけの男がその少年に話しかけた。
宗次郎と呼ばれた少年は入口を振り返ってにこやかに答えた。
「別に何も、志々雄さん。」
「そうか。」
志々雄と呼ばれた男は宗次郎の横に来て同じように窓の外を見つめた。
「ふっ、まるであの日のようだな。」
「そうですか?僕はただこんな天気じゃマダム・オ・ノンのシュークリームが買いにいけないなって思ってただけなんですけど。」
志々雄は腕を組んで意味有りげに宗次郎を見下ろすが宗次郎はにこにこしながら志々雄にそう答えた。
「へっ。・・まあいい。」
「志々雄さんは何の用事ですか?まさかこの雨の中、また頭の固いおじさんたちに話をしに行くからついて来いってわけじゃないですよね。」
「俺だって石頭どもを好きで相手にしてるんじゃねぇよ。あいつらはあくまでも国取りの足掛かりだ、っとそれより少し俺の相手をしな。どうもこんな天気じゃ仕事も乗らねぇ。」
「志々雄さんがそういうなら仕方がありませんね。でも手加減して下さいよ、志々雄さん、強すぎるんですから。」
「よく言うぜ。さっさとやってさっさと終わらせるぞ。由美がおめぇの為にシュークリームを焼いてきたって言ってたからな。」
「由美さんが!嬉しいな~。それじゃあさっさと終わらせないとですね。」
そう言って二人は部屋を出た。
部屋の前にはこの部屋の名前が書いてあった。
【未来エネルギー開発部】
ここは【マコト石油】を運営するCCOコーポレーションのとある一室。
開発部と言っても部長の瀬田宗次郎一名しかいない。
そして部屋にある上げ下げ式の黒板には何やら数式がびっしり書いてある。
志々雄真実。
全身を焼かれたあの日から彼には誓った事がある。
まだその全貌は見えないが幕はすでに上がっていたのであった。
追記:
追記:マダム・オ・ノンという洋菓子の店は全くの妄想です。
本当にあったらどうしようっ!東京で実は有名な店だ、っていうオチだったら笑っちゃう・・。
宗ちゃんはどうやらシュークリームがお好き。
2014.08.18