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朝の騒動
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コンコン。
控えめなノックの音の後に
「一にい・・・いる・・?」
と、遠慮がちの武尊の声がした。
「嗚呼、いいぞ、入って来い。」
という一の声に、カチャっとドアノブを開けて武尊が扉からもじもじと入って来た。
「おはよう・・一にい。」
「おはよう武尊。」
武尊は兄、一と目が合うとちょっと気まずかったので一の顔からすっと視線を外すと、タオルケットから無造作に出た兄の脚が目に入った。
股の付け根のほうまで出ていた筋肉質の脚に思わず顔まで背けそうなった武尊だったが、その太腿の下に赤いシミが目に入って視線はそこに釘づけになった。
「あっ!」
武尊は声をあげて布団に近づくとバッとタオルケットを兄からはぎ取った。
一は恥じらう様に立っていた武尊のいきなりの行動に一瞬困惑したが、武尊の視線の先にあるものに気が付いて即座にピンときた。
(なるほどな。)
一がそう思ったと同時に
「一にい!シーツ洗うから起きて!」
武尊に促され一が長い足で床に立つと武尊は急いでシーツを剥いだ。
だがその下にも血の滲みはついていた。
「ああ~~~。」
思わず落胆の声をあげた武尊に、
「これは俺がやっておくから武尊はそれを洗いに行け。」
と一は言った。
自分のしでかした事の始末を兄に頼むのはお門違いだと思った武尊だったが今は猫の手・・いや、兄の手でも借りたかった。
「うん・・一にい、ごめん!これ先に洗って来るね。」
武尊はそう言ってシーツを抱えて飛ぶように下へ降りて行った。
一もその後から下へ降りて雑巾を濡らして絞って自室に戻った。
しっかり滲みている血。
一はそれを叩きだそうと雑巾を構えてふと思った。
「これが俺が武尊抱いた印だったら記念に残しておくんだがな。」
2014.08.12
控えめなノックの音の後に
「一にい・・・いる・・?」
と、遠慮がちの武尊の声がした。
「嗚呼、いいぞ、入って来い。」
という一の声に、カチャっとドアノブを開けて武尊が扉からもじもじと入って来た。
「おはよう・・一にい。」
「おはよう武尊。」
武尊は兄、一と目が合うとちょっと気まずかったので一の顔からすっと視線を外すと、タオルケットから無造作に出た兄の脚が目に入った。
股の付け根のほうまで出ていた筋肉質の脚に思わず顔まで背けそうなった武尊だったが、その太腿の下に赤いシミが目に入って視線はそこに釘づけになった。
「あっ!」
武尊は声をあげて布団に近づくとバッとタオルケットを兄からはぎ取った。
一は恥じらう様に立っていた武尊のいきなりの行動に一瞬困惑したが、武尊の視線の先にあるものに気が付いて即座にピンときた。
(なるほどな。)
一がそう思ったと同時に
「一にい!シーツ洗うから起きて!」
武尊に促され一が長い足で床に立つと武尊は急いでシーツを剥いだ。
だがその下にも血の滲みはついていた。
「ああ~~~。」
思わず落胆の声をあげた武尊に、
「これは俺がやっておくから武尊はそれを洗いに行け。」
と一は言った。
自分のしでかした事の始末を兄に頼むのはお門違いだと思った武尊だったが今は猫の手・・いや、兄の手でも借りたかった。
「うん・・一にい、ごめん!これ先に洗って来るね。」
武尊はそう言ってシーツを抱えて飛ぶように下へ降りて行った。
一もその後から下へ降りて雑巾を濡らして絞って自室に戻った。
しっかり滲みている血。
一はそれを叩きだそうと雑巾を構えてふと思った。
「これが俺が武尊抱いた印だったら記念に残しておくんだがな。」
2014.08.12