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朝の騒動
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翌朝、武尊はハッと目が覚めた。
大量の血が出る感触とそれがナプキンから溢れる感触でお尻の方まで生温かい温度が広がる。
(漏れた!確か今日はまだ三日目だったよね!?)
目を開けた瞬間、脱兎のごとく部屋を出て行った武尊を一は追う間もなく、首を向けた時はすでに武尊の姿はなかった。
「・・いきなりどうしたんだ。」
今の今まで自分の腕の中で大人しく寝ていたと思っていたのに、さすがに恥ずかしくなったのかと一は想像したがそれにしても雰囲気も何もあったもんじゃない逃げられ方だと一はフッと笑い、
「まだまだ子供か・・・。」
と呟いた。
一の思っていることなど露ほど知らず、武尊はトイレで真っ赤になっているナプキンをくるくる丸めながらため息を何度もついていた。
「ああ・・・パジャマまで滲みてる。きっと布団のシーツにも滲みちゃったんだろうな。」
武尊は洗濯するのが大変だとまたため息をついた時、今朝、目が覚めてからトイレへ駆け込むまでの景色がサーッと脳内に流れた。
(あれは・・・私の部屋じゃない・・・一にいの部屋・・・・でもどうして?)
と、自問したところで昨日自分がショックを受けて帰って来たことを思いだした。
が、今はそれよりも兄のシーツに血の滲みを作ってしまったのではないかという事で頭がいっぱいでパニックになりそうだった。
「どうしよう!一にいの布団に!」
そう思ったら武尊は急いでトイレを出て着替えると風呂場でパジャマを石鹸で揉み洗いし洗面器に入れ、兄の部屋まで急いで戻った。
でも部屋の前で武尊の足は止まった。
(一にい、昨日帰って来てた・・・聞いてなかったけど・・・いるよね?部屋に。居間とかには誰もいなかったし・・・。)
ということは自分は兄と一緒に寝ていた?!同じベッドで?!
隣と言ってもキャンプ場とではわけがちがう。
それを考えると武尊の心臓は急にドキドキしてきた。
(落ち着け武尊・・・それより今は一秒でも早く血を洗わないと取れなくなっちゃう。他の事は後、後で考える。)
と、自分に言い聞かせて一の部屋をノックした。
大量の血が出る感触とそれがナプキンから溢れる感触でお尻の方まで生温かい温度が広がる。
(漏れた!確か今日はまだ三日目だったよね!?)
目を開けた瞬間、脱兎のごとく部屋を出て行った武尊を一は追う間もなく、首を向けた時はすでに武尊の姿はなかった。
「・・いきなりどうしたんだ。」
今の今まで自分の腕の中で大人しく寝ていたと思っていたのに、さすがに恥ずかしくなったのかと一は想像したがそれにしても雰囲気も何もあったもんじゃない逃げられ方だと一はフッと笑い、
「まだまだ子供か・・・。」
と呟いた。
一の思っていることなど露ほど知らず、武尊はトイレで真っ赤になっているナプキンをくるくる丸めながらため息を何度もついていた。
「ああ・・・パジャマまで滲みてる。きっと布団のシーツにも滲みちゃったんだろうな。」
武尊は洗濯するのが大変だとまたため息をついた時、今朝、目が覚めてからトイレへ駆け込むまでの景色がサーッと脳内に流れた。
(あれは・・・私の部屋じゃない・・・一にいの部屋・・・・でもどうして?)
と、自問したところで昨日自分がショックを受けて帰って来たことを思いだした。
が、今はそれよりも兄のシーツに血の滲みを作ってしまったのではないかという事で頭がいっぱいでパニックになりそうだった。
「どうしよう!一にいの布団に!」
そう思ったら武尊は急いでトイレを出て着替えると風呂場でパジャマを石鹸で揉み洗いし洗面器に入れ、兄の部屋まで急いで戻った。
でも部屋の前で武尊の足は止まった。
(一にい、昨日帰って来てた・・・聞いてなかったけど・・・いるよね?部屋に。居間とかには誰もいなかったし・・・。)
ということは自分は兄と一緒に寝ていた?!同じベッドで?!
隣と言ってもキャンプ場とではわけがちがう。
それを考えると武尊の心臓は急にドキドキしてきた。
(落ち着け武尊・・・それより今は一秒でも早く血を洗わないと取れなくなっちゃう。他の事は後、後で考える。)
と、自分に言い聞かせて一の部屋をノックした。