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星に願いを

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星に願いを



七月七日夜九時。


***********************



「抱きたい・・・。」



「俺もだ・・・。」




満点の星の下、一と蒼紫は仰向けで天を仰ぎながらそう呟いた。






「蒼紫・・・・・妙な間合いで変なことをいうな。誤解を招く。」



「何が誤解だ。一兄さんだけいい事をいうのはずるいぞ。」



そこへ武尊が走って戻って来た。



「ごめ-ん、一にい、蒼紫にい!自販機の前でお金落としちゃって、探すのに時間がかかっちゃった。」



と、言って武尊は一にブラックコ-ヒ-の缶を、蒼紫にはペットボトルの緑茶を手渡した。



そして自分は炭酸水をプシュっと開けると二人の間にちょこんと座った。



「すご-い、ここなら街の灯りがぜんぜん邪魔にならない。星がこんなに良く見えるなんて・・・。一にい、よくこんな場所知ってたね。」



一はフッと笑いながら、



「仕事柄情報収集にはことかかないからな。」



と、得意気に答えた。



そして武尊は次に蒼紫に話しかける。



「蒼紫にい、どこだっけ、織姫と彦星って。」



武尊、俺達みたいに寝転がった方が星が見やすいぞ。座ったままだと首が折れそうになるからな。」



と、クスっと蒼紫が笑って武尊に言った。



「そ、そうだね・・・。確かに。」



と、座ったまま真上を見上げていると頭が後ろに転がり落ちてしまうのではないかと思った武尊は、折角開けた炭酸水をもう一口飲むと、二人と同じように草の上に横たわった。



蒼紫は武尊の片手を取り、その手で天上のある方向を指差しながら、



「天の川がこう流れているだろう・・・。」



と東側の縦に流れる天の川をその指でなぞりながら武尊にレクチャ-をする。



一は、チッと思いながらもこういった話の知識は弟にはかなわない。



ポケットからガサガサと煙草ケースと取り出すと一本取り出し、火を点けフゥゥゥ~っと吸った。



「まず、夏の大三角形を探す方が早いな。あそことあそこと、もう一つあそこに目立つ一等星が見える。」



「わかった!線で結んだら大きな三角形になるね!」



「そうだ、で、織姫の方はこと座だからこっち側だな。天の川を渡った所にある三角の頂点が彦星、つまりわし座のアルタイルだ。」



「蒼紫にい、ありがとう。さすがだね!」



武尊に褒められて蒼紫は内心満面の笑みで満たされる。
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