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疲労回復《前編》(明治・東京)
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お昼は斎藤といつもの蕎麦屋で蕎麦を食べた二人だったが、警視庁に帰ってから斎藤が、
「今日のそばつゆは少ししょっぱくなかったか?」
と、言った。
「ええ、私もそう思いました。あ、そう言えば御主人風邪で今日は息子さんが手伝ってるって、おばさん言ってましたよ。」
「やはりそうか、年に何回かしょっぱい日は決まって息子が絡んている日だ。いつになったらちゃんとおやじの味ができるんだ。」
と、斎藤は不満をもらし、煙草に火をつける。
「のどがちょっと乾きますね。斎藤さん、お茶持ってきますか?」
「あ、ああ・・。」
そんな会話をした後、給湯室でお茶を入れた時武尊は恵の水薬の事を思い出した。
診療所からの帰り道、手で袋を持つのがめんどくさくなって中身だけズボンのポケットに入れていたのだった。
(ちょうどお昼食べたばっかりだし、ちょっとぐらい寝むくなっても大丈夫だよね、斎藤さん今日は会議もないし・・・。)
と、処方箋を取り出し広げた。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
一瞬、無言になる武尊。
恵の字はスラスラと美しく書いてあると思うのだが、達筆すぎて読めない。
なんとか読めそうな字を拾っていこうとおもったが、戻るのが遅いと怪しまれかねない。
分量は目分量で、トクトクトクと、瓶の1/3ほどをお茶に混ぜた。
診療所で恵の話も聞いたことだし、副作用とかもないみたいだったから大丈夫でしょう。
と、お茶を持って斎藤の部屋に戻った。
そして斎藤はいつものように飲み干し、ソファーにどかっと座って天井を仰ぎながら煙草の煙を吐いた。
「ん?」
急に眠気がした斎藤は『どうしたんだ?』と思いつつ、
「武尊。」
と武尊の名前を呼んだ。
「はい。」
と答える武尊はいつもと変わらない返事と表情。
それを確認した所で斎藤の意識は途切れた。
「今日のそばつゆは少ししょっぱくなかったか?」
と、言った。
「ええ、私もそう思いました。あ、そう言えば御主人風邪で今日は息子さんが手伝ってるって、おばさん言ってましたよ。」
「やはりそうか、年に何回かしょっぱい日は決まって息子が絡んている日だ。いつになったらちゃんとおやじの味ができるんだ。」
と、斎藤は不満をもらし、煙草に火をつける。
「のどがちょっと乾きますね。斎藤さん、お茶持ってきますか?」
「あ、ああ・・。」
そんな会話をした後、給湯室でお茶を入れた時武尊は恵の水薬の事を思い出した。
診療所からの帰り道、手で袋を持つのがめんどくさくなって中身だけズボンのポケットに入れていたのだった。
(ちょうどお昼食べたばっかりだし、ちょっとぐらい寝むくなっても大丈夫だよね、斎藤さん今日は会議もないし・・・。)
と、処方箋を取り出し広げた。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
一瞬、無言になる武尊。
恵の字はスラスラと美しく書いてあると思うのだが、達筆すぎて読めない。
なんとか読めそうな字を拾っていこうとおもったが、戻るのが遅いと怪しまれかねない。
分量は目分量で、トクトクトクと、瓶の1/3ほどをお茶に混ぜた。
診療所で恵の話も聞いたことだし、副作用とかもないみたいだったから大丈夫でしょう。
と、お茶を持って斎藤の部屋に戻った。
そして斎藤はいつものように飲み干し、ソファーにどかっと座って天井を仰ぎながら煙草の煙を吐いた。
「ん?」
急に眠気がした斎藤は『どうしたんだ?』と思いつつ、
「武尊。」
と武尊の名前を呼んだ。
「はい。」
と答える武尊はいつもと変わらない返事と表情。
それを確認した所で斎藤の意識は途切れた。