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《葵屋恒例豆まき大会》 京都・ちょいパロ

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蒼紫は武尊からお茶を受け取るとゆっくり豆をかみしめながら食べ、お茶を飲むとようやく腰を上げた。



そして武尊に向かって



「何をしている。俺は鬼役だぞ。逃げないのか。」



と言うと、武尊は、



「あ、すみません。そう言えば、豆・・・・台所に置いてきました。持ってきます!」



と、言うと蒼紫は



「まあいい・・・。先に裏山へ行った奴らを仕留めて来る。すぐに戻るからそれまでに用意しておけ。」



と言うと、クルっと向きを変え風のように消えた。



残ったのは翁と武尊。



「大旦那様は審判ではなかったのですか。鬼は山へ行ってしまわれましたよ。」



と、翁に言うと翁は、



「審判として行くだけ無駄じゃろう。ここに居っても結果は見えておるわい。」



と、ため息をつきながら言う。



「それは若旦那様が・・・・、鬼が勝つという事でしょうか。」



と武尊が聞くと



「むろん、そのとおりじゃ。武尊はどうじゃ。蒼紫に勝てる勝算はあるのか?」



と翁が武尊に聞くと



「私はどなたが鬼でも勝てるきがまったくありません。参加させていただくだけでありがたいと思ってます。」



と、にこっと笑う武尊。



そして気恥ずかしそうに、翁に



「大旦那様、残っていた私用の豆・・・、納豆だったんです。その様なことはないと思うのですが、万が一、若旦那様に当たってしまっては大変です。ですから今から台所を片付けてきますがついでにちょっと細工をさせていただきます。」



と言って蒼紫の置いていった湯呑を持ち台所へ向かった。





豆を用意したのは、もちろん企画した翁。



(むむぅ・・・。よりによって武尊が納豆に当たるとは・・・何とも運のないことよ。・・・・やれやれ、ちと早いが表彰状でもつくっておくかのぅ。)



と翁は自室へ向かった。
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