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《葵屋恒例豆まき大会》 京都・ちょいパロ
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さてここは台所。
「私はこのザルだ!」
と一番に着いた般若が自分の選らんだザルをひっくり返すと中には【煎り大豆】が籐の入れ物に入っていた。
「私はこれね!」
と、次にお増が自分の選らんだザルをひっくり返すと中には【生の大豆】。
「これは固くて重いから撒いて相手に当てるにはいいわね!」
ラッキー!と言いつつ般若に続き、裏山へ消えた。
次は式尉。
「俺はこれだ!」
と、選んだ中には、【殻付き落花生】が入った袋。
「使いようによってはいけるな。」
と、にやりとしながらこれまた裏山に消える。
次にお近と白尉が台所に。
お近が選んだザルを開けたとたんにキャーという悲鳴。
ギクっとして白尉が振り返るとお近が、
「誰よ-!この中に【越前屋の五色豆】入れたの!もったいなくって投げられないじゃない。私の大好物なのよね・・・。」
と、ぶつくさ言いながら裏山へ向かう。
などなど、そうやって各々が選んだものは多少違うもので鬼に対する攻撃もちょっと工夫がいるようになっていた。
武尊が台所へ着いた時は、すでに他の者の姿はなく、調理台に人数分のザルが伏せてあったと思われるあとがある。
何故ならばたった一つ、ひっくり返していないザルが残っていたから。
「この中にあるっていうことなのかなぁ・・。」
と思って武尊がザルを開けると
「こっ、これは・・・・。」
と、思わず固まった。
「たしかに豆だけど・・・・。」
(ま、まさか、これ?)
と思いつつそこにあったのは藁に包まれた【納豆】
(これでどうしろ!っと!?)
しばし、その場に立ちすくむ武尊であった。
「ま、最初から無理だと思ってるからいいんだけど・・・。」
99.999999・・・・、いや、100%諦めて何となく元の中庭に戻って来るとそこには翁と蒼紫がまだそこに居た。
「若旦那様、豆をおめしにならないんですか?」
と武尊が聞くぐらいに全く豆に手をつけていない蒼紫。
武尊の問いに、
「別に食べないという訳ではない。あの者達には、たぶん少し時間が必要だからな・・・。すぐに追いかけては面白みがない。」
そう言って蒼紫は豆を一つ摘まんで口にい入れる。
ぽりぽり・・。
武尊はまったく表情を変えずに話す蒼紫になぜだか目が釘付けになる。
背が高く端整な顔立ち、上品な食べ方・・。
はっ。私ったら何を!
顔が熱くなってくるのがわかる。
「あ・・・、若旦那様、私、お茶を持って参ります。」
と言ってパタパタと再び武尊は台所へ走っていった。
「私はこのザルだ!」
と一番に着いた般若が自分の選らんだザルをひっくり返すと中には【煎り大豆】が籐の入れ物に入っていた。
「私はこれね!」
と、次にお増が自分の選らんだザルをひっくり返すと中には【生の大豆】。
「これは固くて重いから撒いて相手に当てるにはいいわね!」
ラッキー!と言いつつ般若に続き、裏山へ消えた。
次は式尉。
「俺はこれだ!」
と、選んだ中には、【殻付き落花生】が入った袋。
「使いようによってはいけるな。」
と、にやりとしながらこれまた裏山に消える。
次にお近と白尉が台所に。
お近が選んだザルを開けたとたんにキャーという悲鳴。
ギクっとして白尉が振り返るとお近が、
「誰よ-!この中に【越前屋の五色豆】入れたの!もったいなくって投げられないじゃない。私の大好物なのよね・・・。」
と、ぶつくさ言いながら裏山へ向かう。
などなど、そうやって各々が選んだものは多少違うもので鬼に対する攻撃もちょっと工夫がいるようになっていた。
武尊が台所へ着いた時は、すでに他の者の姿はなく、調理台に人数分のザルが伏せてあったと思われるあとがある。
何故ならばたった一つ、ひっくり返していないザルが残っていたから。
「この中にあるっていうことなのかなぁ・・。」
と思って武尊がザルを開けると
「こっ、これは・・・・。」
と、思わず固まった。
「たしかに豆だけど・・・・。」
(ま、まさか、これ?)
と思いつつそこにあったのは藁に包まれた【納豆】
(これでどうしろ!っと!?)
しばし、その場に立ちすくむ武尊であった。
「ま、最初から無理だと思ってるからいいんだけど・・・。」
99.999999・・・・、いや、100%諦めて何となく元の中庭に戻って来るとそこには翁と蒼紫がまだそこに居た。
「若旦那様、豆をおめしにならないんですか?」
と武尊が聞くぐらいに全く豆に手をつけていない蒼紫。
武尊の問いに、
「別に食べないという訳ではない。あの者達には、たぶん少し時間が必要だからな・・・。すぐに追いかけては面白みがない。」
そう言って蒼紫は豆を一つ摘まんで口にい入れる。
ぽりぽり・・。
武尊はまったく表情を変えずに話す蒼紫になぜだか目が釘付けになる。
背が高く端整な顔立ち、上品な食べ方・・。
はっ。私ったら何を!
顔が熱くなってくるのがわかる。
「あ・・・、若旦那様、私、お茶を持って参ります。」
と言ってパタパタと再び武尊は台所へ走っていった。