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【亡】御庭番衆の心配事(明治・東京)
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般若:「蒼紫様・・・蒼紫様・・。」
蒼紫、般若を見て一瞬不可思議そうな顔をする。
蒼紫:「般若・・・、どうしたことか、まやかしか?」
般若:「蒼紫様、これは夢でございます。」
蒼紫:「そうだな、現実にはありえん事だ。夢とあらば納得がいく。で、どうした。夢にまで出てきて俺に何か言いたいことでもあるのか。」
般若:「はい、蒼紫様。唐突でございますが操様の事をどう思われます。」
蒼紫:「どうとは、どういうことだ。」
般若:「操様は蒼紫様を好いてございます。蒼紫様の御頭としての御勤め、もはや我らが死んだ今、何も蒼紫様を縛り付けるしがらみはございません。一日も早く操様と御一緒になられて葵屋を盛り立てていただくのが我らの願いでございます。」
蒼紫:「般若・・・・、俺はたとえ俺一人になろうとも御庭番衆御頭としての努め果たさぬ訳にはいかぬ。この世の外法を闇から闇へ葬り去るのは最後の御庭番衆御頭としてやらねばならぬこと・・・・。凡百の小料亭で暮らすにはまだ早い。」
般若:「それではせめて操様を娶って下さいませ。そうでないと我ら成仏できません。」
蒼紫:「・・・・・・。般若、何を企んでいる。」
般若:「あ、蒼紫様、決して企んでいるなどとは・・・。」
般若、蒼紫に睨まれ焦る。
式尉:「あ~、見ちゃいられねぇぜ、般若。」
蒼紫:「式尉、火男、癋見・・・、お前たちまで。」
火男:「御頭、お久ぶりです-。」
癋見:「御頭~、またお会い出来て嬉しいです~。」
式尉:「いえね、御頭、般若の奴がどうしても御頭と操様に夫婦(めおと)になって欲しいらしくってね・・・。」
般若:「式尉!」
式尉:「ほら、御頭、今日土岐って奴に言ってたから般若は心配してるんですよ。」
蒼紫:「何故お前らが武尊の事を知っている・・・。」
癋見:「俺達霊魂だからいつも御頭の周りにいるんですよ、お気づきにならないと思いますが。」
火男:「俺達御頭には幸せになって欲しくて・・。」
蒼紫:「そういうことか・・。操は確かに先代御頭の孫娘でもあり大切な娘だ。だがそれだけではない。俺が修羅道に落ちようと、ただ一人信じていてくれた・・俺の帰りを待ってくれてた者。葵屋の者を含め慈しむべき者・・・そう思っている。」
般若:「おお!それでは。」
蒼紫:「・・・・・だが、武尊は、俺が手に入れたいと思った初めての女だ。武尊に関してはお前たちが口を挟む事は許さん。」
般若:「蒼紫様・・・分かりました。我らはただ、蒼紫様と操様の幸せをただただ願うだけ。また暫しの間見守らせていただきます。」
ここで四人は蒼紫の夢からスーっと消えて行った。
蒼紫、般若を見て一瞬不可思議そうな顔をする。
蒼紫:「般若・・・、どうしたことか、まやかしか?」
般若:「蒼紫様、これは夢でございます。」
蒼紫:「そうだな、現実にはありえん事だ。夢とあらば納得がいく。で、どうした。夢にまで出てきて俺に何か言いたいことでもあるのか。」
般若:「はい、蒼紫様。唐突でございますが操様の事をどう思われます。」
蒼紫:「どうとは、どういうことだ。」
般若:「操様は蒼紫様を好いてございます。蒼紫様の御頭としての御勤め、もはや我らが死んだ今、何も蒼紫様を縛り付けるしがらみはございません。一日も早く操様と御一緒になられて葵屋を盛り立てていただくのが我らの願いでございます。」
蒼紫:「般若・・・・、俺はたとえ俺一人になろうとも御庭番衆御頭としての努め果たさぬ訳にはいかぬ。この世の外法を闇から闇へ葬り去るのは最後の御庭番衆御頭としてやらねばならぬこと・・・・。凡百の小料亭で暮らすにはまだ早い。」
般若:「それではせめて操様を娶って下さいませ。そうでないと我ら成仏できません。」
蒼紫:「・・・・・・。般若、何を企んでいる。」
般若:「あ、蒼紫様、決して企んでいるなどとは・・・。」
般若、蒼紫に睨まれ焦る。
式尉:「あ~、見ちゃいられねぇぜ、般若。」
蒼紫:「式尉、火男、癋見・・・、お前たちまで。」
火男:「御頭、お久ぶりです-。」
癋見:「御頭~、またお会い出来て嬉しいです~。」
式尉:「いえね、御頭、般若の奴がどうしても御頭と操様に夫婦(めおと)になって欲しいらしくってね・・・。」
般若:「式尉!」
式尉:「ほら、御頭、今日土岐って奴に言ってたから般若は心配してるんですよ。」
蒼紫:「何故お前らが武尊の事を知っている・・・。」
癋見:「俺達霊魂だからいつも御頭の周りにいるんですよ、お気づきにならないと思いますが。」
火男:「俺達御頭には幸せになって欲しくて・・。」
蒼紫:「そういうことか・・。操は確かに先代御頭の孫娘でもあり大切な娘だ。だがそれだけではない。俺が修羅道に落ちようと、ただ一人信じていてくれた・・俺の帰りを待ってくれてた者。葵屋の者を含め慈しむべき者・・・そう思っている。」
般若:「おお!それでは。」
蒼紫:「・・・・・だが、武尊は、俺が手に入れたいと思った初めての女だ。武尊に関してはお前たちが口を挟む事は許さん。」
般若:「蒼紫様・・・分かりました。我らはただ、蒼紫様と操様の幸せをただただ願うだけ。また暫しの間見守らせていただきます。」
ここで四人は蒼紫の夢からスーっと消えて行った。