狼(明治・東京)【続き物・明治編・中巻】16辺りの話
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「!!」
ガバッと斎藤が起き上がる。
冷や汗が滝のように吹き出ていた。
「夢か・・・・。」
なんという最低の夢なんだ。
(四乃森め・・・・。)
確かこの間、神谷のガキと一緒に来たとき武尊の事を探ろうとしていたから『お前には関係ないだろう』と、言ってやったが、まさか俺のことが気に食わず呪いでもかけたのか。
(フン・・・・下らん。たがが夢の話だ。)
斎藤は煙草に火をつけ、大きく息を吸い、大きく煙を吐いた。
フウ-。
だが、朝から最高に機嫌が悪い。
腹いせに壁をなぐる。
ドカッ。