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弥彦・操の偵察隊突撃
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京都に帰った武尊がどうなったか心配で剣心は弥彦に様子をこっそり見に行くようお願いした。(薫が妊娠中のため行けない。)
直接山へ行くのではなく、手土産と手紙を渡すために葵屋へ寄ったら操も興味深々で、蒼紫がよせというのも聞かず二人で山小屋へ向かった。
操:「弥彦、武尊さん、元気にしてるかしら。全然連絡ないのよね。」
弥彦:「武尊は比古清十郎とラブラブだからなぁ~。まったく剣心も野暮だぜ。」
操:「そうなの?あの比古清十郎がラブラブなんて全然想像つかないわ。」
弥彦:「ま、操も二人を見とけよ。お前も蒼紫はまだ全然なんだろ?」
バゴッ!!
いい音がして弥彦が顔面を地面にめり込ませる。
弥彦:「なにすんだよ!」
操:「蒼紫様はね、いろいろお忙しいのよ!そのうち心配しなくても私と蒼紫様はラブラブになるんだから!」
弥彦:「まあ、黙っていればそこそこいい男だからな蒼紫は。でも男はみんな一皮むけば同じなんだぜ。なにせあの剣心でさえ・・・。」
バゴッ
弥彦:「二度も痛てぇぜ-!」
操:「何、弥彦。あんたもそうなの?お子様のくせに。燕ちゃんに言いつけちゃうから!」
弥彦:「お前が『子供』言うな、操!燕はな・・」
操:「ちょっと、し~っ!」
操が弥彦の口に手を当てる。
弥彦:「どうした操。」
ただならぬ操の様子に弥彦も声を落として辺りを見る。
操:「ほら、弥彦、あそこ見て。」
操が指差した向こうの方に白いマントの男がいる。比古清十郎だ。
操:「もう少し近づくわよ。」
弥彦:「おい、何で『しー。』なんだよ、別に必要ないじゃないか。」
操:「馬鹿ね、相手に気付かれないようにするからこそ、相手の本当の様子を見ることができるっていうの。」
それってもしかして盗み見じゃねーのかと弥彦は思った。
そして操の後ろ姿に出刃が目翁の姿が見えるようだとため息をついた。
納得はいかない弥彦だが、ともあれ二人は比古に気づかれぬよう回り道をして近づく。
弥彦:「何か言ってるぜ。操、聞こえるか・・・。」
と弥彦が操を振り返ると・・・・。
弥彦:「操?」
操は忍だから並みの人間より耳がいい。
何が聞こえるのかわからないが、顔を赤くして笑うのをこらえているように見える。
が、ついに、あ-はっはっはっと笑い出す。
弥彦:「おい!操!気づかれちまうだろうが!」
焦る弥彦。
だが、比古はずいぶん前から二人に気が付いていた。
比古:「・・・・出てこい。何を盗み見してやがる。」
笑いこけていた操もこれにはやばい!と思ったが二人はすごすご比古の前に出てきた。
比古:「で、何の用だ。ガキども。」
比古がぎらっとにらみを利かす。(もちろんわざとだが。)
弥彦:「剣心が・・・武尊が元気かどうか見てこいって・・・。」
比古:「ほう・・・てめぇの師匠のことはほっといて武尊のことをなぁ・・・。」
比古の眉毛がピクつく。
そのとき、その気まず~い雰囲気を溶かすように
「比古さ~ん、これでいい~?」
と、武尊の声がした。
「おう、今行く。」
比古がマントをひるがえし歩き出したので二人はその後をついていく。
作業小屋の中に入ると武尊が筆を持って焼き物に色付けしていた。
武尊が比古のほうに振り返ると操と弥彦の姿が。
武尊:「あ、操ちゃん!弥彦!どうしたの?」
遠いお客を迎えて武尊は嬉しそうだ。
弥彦:「元気そうでよかったぜ。いや、剣心が武尊の様子見て来いっていうから。」
語尾がごにょごにょとなる。
操:「私も武尊さんが元気にしてるか心配してたの。葵屋の皆も。」
武尊:「そっか、ありがとう。私は見ての通りげんきだよ。ごめんね、なかなか山を下りれなくて。」
比古:「で、できたのか?」
と比古が武尊に聞いた。
武尊:「あ、うん。これでいいかなぁ?」
武尊は比古に色付けしたものを差し出す。
比古:「いいんじゃねぇか。」
比古もよく出来たと武尊をほめる。
武尊:「比古さん、これ、操ちゃんたちにあげていい?」
比古:「お前が作ったんだ、好きにしろ。」
武尊「ありがとう、比古さん。」
嬉しそうにほほ笑む武尊。
弥彦:「なんだよ、それ。」
操:「見せて、武尊さん。かわいい~!」
武尊は手のひらに収まるほど小さな作品を操と弥彦に一つづつ持たせた。
武尊「雪が降る前に持っていこうと思って早めに作ってみたの。来年の干支の土鈴よ。」
操:「あ-、こういうの見たことある-!」
操が降ってみるとコロコロと中からかわいい音がする。
武尊:「お世話になったみんなの分作ったの。緋村さんや薫さんにも渡してもらってもいい?荷物になるけど。」
=帰り道=
操:「武尊さん、元気そうでよかった。お土産までもらっちゃたし。なんだか悪かったわね。」
弥彦:「でも操が吹いて見つかった時はマジビビったぜ。何があったんだ?」
操:「あ・・比古清十郎ね・・『武尊、愛してる。武尊、愛してる。』ってずーっと繰り返し言ってるの。」
弥彦、衝撃を受ける。
操:「あーん、私もいつか蒼紫様に言わして見せるんだから!」
操は新婚生活を夢描きガッツポーズで飛び上がったのだった。
ーendー
直接山へ行くのではなく、手土産と手紙を渡すために葵屋へ寄ったら操も興味深々で、蒼紫がよせというのも聞かず二人で山小屋へ向かった。
操:「弥彦、武尊さん、元気にしてるかしら。全然連絡ないのよね。」
弥彦:「武尊は比古清十郎とラブラブだからなぁ~。まったく剣心も野暮だぜ。」
操:「そうなの?あの比古清十郎がラブラブなんて全然想像つかないわ。」
弥彦:「ま、操も二人を見とけよ。お前も蒼紫はまだ全然なんだろ?」
バゴッ!!
いい音がして弥彦が顔面を地面にめり込ませる。
弥彦:「なにすんだよ!」
操:「蒼紫様はね、いろいろお忙しいのよ!そのうち心配しなくても私と蒼紫様はラブラブになるんだから!」
弥彦:「まあ、黙っていればそこそこいい男だからな蒼紫は。でも男はみんな一皮むけば同じなんだぜ。なにせあの剣心でさえ・・・。」
バゴッ
弥彦:「二度も痛てぇぜ-!」
操:「何、弥彦。あんたもそうなの?お子様のくせに。燕ちゃんに言いつけちゃうから!」
弥彦:「お前が『子供』言うな、操!燕はな・・」
操:「ちょっと、し~っ!」
操が弥彦の口に手を当てる。
弥彦:「どうした操。」
ただならぬ操の様子に弥彦も声を落として辺りを見る。
操:「ほら、弥彦、あそこ見て。」
操が指差した向こうの方に白いマントの男がいる。比古清十郎だ。
操:「もう少し近づくわよ。」
弥彦:「おい、何で『しー。』なんだよ、別に必要ないじゃないか。」
操:「馬鹿ね、相手に気付かれないようにするからこそ、相手の本当の様子を見ることができるっていうの。」
それってもしかして盗み見じゃねーのかと弥彦は思った。
そして操の後ろ姿に出刃が目翁の姿が見えるようだとため息をついた。
納得はいかない弥彦だが、ともあれ二人は比古に気づかれぬよう回り道をして近づく。
弥彦:「何か言ってるぜ。操、聞こえるか・・・。」
と弥彦が操を振り返ると・・・・。
弥彦:「操?」
操は忍だから並みの人間より耳がいい。
何が聞こえるのかわからないが、顔を赤くして笑うのをこらえているように見える。
が、ついに、あ-はっはっはっと笑い出す。
弥彦:「おい!操!気づかれちまうだろうが!」
焦る弥彦。
だが、比古はずいぶん前から二人に気が付いていた。
比古:「・・・・出てこい。何を盗み見してやがる。」
笑いこけていた操もこれにはやばい!と思ったが二人はすごすご比古の前に出てきた。
比古:「で、何の用だ。ガキども。」
比古がぎらっとにらみを利かす。(もちろんわざとだが。)
弥彦:「剣心が・・・武尊が元気かどうか見てこいって・・・。」
比古:「ほう・・・てめぇの師匠のことはほっといて武尊のことをなぁ・・・。」
比古の眉毛がピクつく。
そのとき、その気まず~い雰囲気を溶かすように
「比古さ~ん、これでいい~?」
と、武尊の声がした。
「おう、今行く。」
比古がマントをひるがえし歩き出したので二人はその後をついていく。
作業小屋の中に入ると武尊が筆を持って焼き物に色付けしていた。
武尊が比古のほうに振り返ると操と弥彦の姿が。
武尊:「あ、操ちゃん!弥彦!どうしたの?」
遠いお客を迎えて武尊は嬉しそうだ。
弥彦:「元気そうでよかったぜ。いや、剣心が武尊の様子見て来いっていうから。」
語尾がごにょごにょとなる。
操:「私も武尊さんが元気にしてるか心配してたの。葵屋の皆も。」
武尊:「そっか、ありがとう。私は見ての通りげんきだよ。ごめんね、なかなか山を下りれなくて。」
比古:「で、できたのか?」
と比古が武尊に聞いた。
武尊:「あ、うん。これでいいかなぁ?」
武尊は比古に色付けしたものを差し出す。
比古:「いいんじゃねぇか。」
比古もよく出来たと武尊をほめる。
武尊:「比古さん、これ、操ちゃんたちにあげていい?」
比古:「お前が作ったんだ、好きにしろ。」
武尊「ありがとう、比古さん。」
嬉しそうにほほ笑む武尊。
弥彦:「なんだよ、それ。」
操:「見せて、武尊さん。かわいい~!」
武尊は手のひらに収まるほど小さな作品を操と弥彦に一つづつ持たせた。
武尊「雪が降る前に持っていこうと思って早めに作ってみたの。来年の干支の土鈴よ。」
操:「あ-、こういうの見たことある-!」
操が降ってみるとコロコロと中からかわいい音がする。
武尊:「お世話になったみんなの分作ったの。緋村さんや薫さんにも渡してもらってもいい?荷物になるけど。」
=帰り道=
操:「武尊さん、元気そうでよかった。お土産までもらっちゃたし。なんだか悪かったわね。」
弥彦:「でも操が吹いて見つかった時はマジビビったぜ。何があったんだ?」
操:「あ・・比古清十郎ね・・『武尊、愛してる。武尊、愛してる。』ってずーっと繰り返し言ってるの。」
弥彦、衝撃を受ける。
操:「あーん、私もいつか蒼紫様に言わして見せるんだから!」
操は新婚生活を夢描きガッツポーズで飛び上がったのだった。
ーendー