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おみくじ(明治・東京)
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蕎麦屋へ行くときの二人はお互いだんまりだった。
武尊は何か考え事を時々しながら難しい顔をしていた。
斎藤が横目で武尊を見た時武尊もなんとなく斎藤と目が合った時はへへへと気の抜けた顔で笑いはしたが斎藤が見ていないとすぐさま考え事をするようだった。
もちろん斎藤はその様子に気がついていた。
斎藤も武尊の様子を時々見ながらふと遠くを見ながら歩いた。
そして警視庁近くの斎藤行きつけの屋台蕎麦屋に二人は入った。
「おじさん、あけましておめでとうございます。少しは寝られましたか?」
大晦日の晩、巡察に出かける前もここでお蕎麦を食べた武尊は大晦日は大忙しの御蕎麦屋さんの労をねぎらった。
「おお武尊ちゃん、巡察御苦労さんだったね、藤田警部補と一緒じゃ大変だったろ。」
武尊は保護観察になって何度も斎藤に連れて来てもらったこの屋台のおやじさんに可愛らしい警官だと気に入られているのだった。
「どういう意味だ、おやじ。」
斎藤がバツの悪そうに答えた。
「そりゃ、そういう意味さ。素人のしかもおなごの身で壬生の狼の部下なんてさ・・
と蕎麦屋の主人が言うと斎藤がギロリとおやじを睨んだ。
「・・っと、こりゃ失言だったな。」
蕎麦屋のおやじは目の前の藤田警部補があの新撰組の生き残りと知っていた。
知っていたからこそ慌ててその口をつぐんだのであった。
「『みぶのおおかみ』?」
武尊はおやじに聞き返した。
江戸の中でも田舎育ちの武尊は新撰組の事など知らない。
「ま、まその話は聞きたきゃ隣の旦那に聞いてくれよ、さあ出来た。」
おやじは話を誤魔化すように出来たかけ蕎麦を勢いよく屋台の台の上に置いたのだった。
「いただきます。」
「いただきます。」
見かけは怖い斎藤だが食べる時はちゃんと手を合わせて頂きますをする姿に武尊はきちんとした人なんだなと内心感心していた。
武尊は何か考え事を時々しながら難しい顔をしていた。
斎藤が横目で武尊を見た時武尊もなんとなく斎藤と目が合った時はへへへと気の抜けた顔で笑いはしたが斎藤が見ていないとすぐさま考え事をするようだった。
もちろん斎藤はその様子に気がついていた。
斎藤も武尊の様子を時々見ながらふと遠くを見ながら歩いた。
そして警視庁近くの斎藤行きつけの屋台蕎麦屋に二人は入った。
「おじさん、あけましておめでとうございます。少しは寝られましたか?」
大晦日の晩、巡察に出かける前もここでお蕎麦を食べた武尊は大晦日は大忙しの御蕎麦屋さんの労をねぎらった。
「おお武尊ちゃん、巡察御苦労さんだったね、藤田警部補と一緒じゃ大変だったろ。」
武尊は保護観察になって何度も斎藤に連れて来てもらったこの屋台のおやじさんに可愛らしい警官だと気に入られているのだった。
「どういう意味だ、おやじ。」
斎藤がバツの悪そうに答えた。
「そりゃ、そういう意味さ。素人のしかもおなごの身で壬生の狼の部下なんてさ・・
と蕎麦屋の主人が言うと斎藤がギロリとおやじを睨んだ。
「・・っと、こりゃ失言だったな。」
蕎麦屋のおやじは目の前の藤田警部補があの新撰組の生き残りと知っていた。
知っていたからこそ慌ててその口をつぐんだのであった。
「『みぶのおおかみ』?」
武尊はおやじに聞き返した。
江戸の中でも田舎育ちの武尊は新撰組の事など知らない。
「ま、まその話は聞きたきゃ隣の旦那に聞いてくれよ、さあ出来た。」
おやじは話を誤魔化すように出来たかけ蕎麦を勢いよく屋台の台の上に置いたのだった。
「いただきます。」
「いただきます。」
見かけは怖い斎藤だが食べる時はちゃんと手を合わせて頂きますをする姿に武尊はきちんとした人なんだなと内心感心していた。