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クリスマスの夜には(後編)
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あとがき
武尊にとってとても楽しく嬉しいクリスマスだった。
しかし夜も遅いという事と、バイトで大忙しだったのと、アルコールの効果でふと気がつけばもの凄い睡魔に襲われて武尊は三人におやすみなさいをして自室に戻り倒れ込むように眠りに落ちていった。
蒼紫も武尊に指輪をした後、心的疲労とアルコールのせいで自室に戻り同じく倒れ込むように寝てしまった。
一は残った皿とコップなどを洗い終わり比古に挨拶をすると自室に戻った。
比古は一人、部屋の灯りを消して残ったシャンパンを飲んでいた。
一昔前のクリスマスイルミネーション。
LEDライトなどではなく少々古びた温かい色の小さな電球が居間をほのかに照らしていた。
何か昔を思い出すようにシャンパンを飲んでいた比古だったが、すべてを飲み終えるとおもむろに立ち上がった。
すると、
「伯父貴は相変わらず向こうで人助けをやっているようだな。」
と声がした。
比古はゆっくりと声のする方を振り返るとそこには一が立っていた。
「別に。俺は俺が好きな事を好きなようにやっているだけだ。お前も相変わらず余計なことまで知ってるな。」
「仕事柄そういう情報が嫌でも耳に入る。今回伯父貴が日本に帰って来るという噂があった。あの日以来日本に帰って来てない伯父貴がまさかと思ったが・・まさか家に来ていただなんて思わなかった。外務省の連中が伯父貴にコンタクトをしようと必死のようだ。ISの情報が欲しいらしいぞ。」
「知った事か。俺は国家権力なんて大っ嫌いなんだ。勝手にやってろ。お前こそ今日は東京じゃなかったのか、これは武尊情報だがな。」
「・・ついでの仕事があっただけだ。」
「まあ・・いい。」
比古はそう言うと椅子をもとに戻した。
「泊まっていかないのか。」
「嗚呼、もとより武尊やお前らの顔が久しぶりに見たくなったという今回の目的も果たしたしな、もう用は済んだ。」
「そうか。」
「嗚呼。」
比古は玄関へ向かおうとして今一度一を振り返った。
「おい、武尊を泣かすんじゃねぇぞ。」
「・・わかってる。」
「もし泣かしたら武尊は俺が引き取るからな。」
一は比古のその言葉と武尊とのスマホのやり取りや今日の態度からふっと一つの仮説が脳裏によぎった。
「伯父貴・・まさか・・。」
比古は一の心配を一蹴にした。
「なわけねぇだろ、俺はお前らの親代わりなんだからな。・・じゃあな。元気でやれよ。」
そう言うと比古は斎ノ森家を後にしたのだった。
一は知らない。
まだ比古が一達が知らない秘密をもう一つ持っているという事を。
本当のあとがき
余談雑談:
比古が渡したのはイエローゴールドの指輪でした。
飴の指輪ていろいろあるみたいですよ!
(参考URL)http://matome.naver.jp/odai/2139550166471108601
ではいつもサイトをご訪問してくださる皆様へ
メリークリスマス!
感謝を込めて
2015.12.22
武尊にとってとても楽しく嬉しいクリスマスだった。
しかし夜も遅いという事と、バイトで大忙しだったのと、アルコールの効果でふと気がつけばもの凄い睡魔に襲われて武尊は三人におやすみなさいをして自室に戻り倒れ込むように眠りに落ちていった。
蒼紫も武尊に指輪をした後、心的疲労とアルコールのせいで自室に戻り同じく倒れ込むように寝てしまった。
一は残った皿とコップなどを洗い終わり比古に挨拶をすると自室に戻った。
比古は一人、部屋の灯りを消して残ったシャンパンを飲んでいた。
一昔前のクリスマスイルミネーション。
LEDライトなどではなく少々古びた温かい色の小さな電球が居間をほのかに照らしていた。
何か昔を思い出すようにシャンパンを飲んでいた比古だったが、すべてを飲み終えるとおもむろに立ち上がった。
すると、
「伯父貴は相変わらず向こうで人助けをやっているようだな。」
と声がした。
比古はゆっくりと声のする方を振り返るとそこには一が立っていた。
「別に。俺は俺が好きな事を好きなようにやっているだけだ。お前も相変わらず余計なことまで知ってるな。」
「仕事柄そういう情報が嫌でも耳に入る。今回伯父貴が日本に帰って来るという噂があった。あの日以来日本に帰って来てない伯父貴がまさかと思ったが・・まさか家に来ていただなんて思わなかった。外務省の連中が伯父貴にコンタクトをしようと必死のようだ。ISの情報が欲しいらしいぞ。」
「知った事か。俺は国家権力なんて大っ嫌いなんだ。勝手にやってろ。お前こそ今日は東京じゃなかったのか、これは武尊情報だがな。」
「・・ついでの仕事があっただけだ。」
「まあ・・いい。」
比古はそう言うと椅子をもとに戻した。
「泊まっていかないのか。」
「嗚呼、もとより武尊やお前らの顔が久しぶりに見たくなったという今回の目的も果たしたしな、もう用は済んだ。」
「そうか。」
「嗚呼。」
比古は玄関へ向かおうとして今一度一を振り返った。
「おい、武尊を泣かすんじゃねぇぞ。」
「・・わかってる。」
「もし泣かしたら武尊は俺が引き取るからな。」
一は比古のその言葉と武尊とのスマホのやり取りや今日の態度からふっと一つの仮説が脳裏によぎった。
「伯父貴・・まさか・・。」
比古は一の心配を一蹴にした。
「なわけねぇだろ、俺はお前らの親代わりなんだからな。・・じゃあな。元気でやれよ。」
そう言うと比古は斎ノ森家を後にしたのだった。
一は知らない。
まだ比古が一達が知らない秘密をもう一つ持っているという事を。
本当のあとがき
余談雑談:
比古が渡したのはイエローゴールドの指輪でした。
飴の指輪ていろいろあるみたいですよ!
(参考URL)http://matome.naver.jp/odai/2139550166471108601
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メリークリスマス!
感謝を込めて
2015.12.22