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西瓜(明治・short)
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ある夏の昼下がり。
操が切った西瓜を持って蒼紫が座禅を組んでいるところにやってきた。
「ごめんなさい、蒼紫様。邪魔しちゃった?でも武尊さんが冷たいうちに蒼紫様にって。」
「ああ、いただこう。」
「私も一緒にいただきまーす。」
操は蒼紫の隣に座って食べ始めた。
蒼紫も一つ手に取った。
ぱく。
一口、口に入れる。
口の中に広がる甘い汁。
噛めば噛むほどにほとばしる汁。
なぜか武尊との口づけが思い出される。
もっと、もっと舌を絡め合い深く、深く・・・・・
「蒼紫様?」
操に声をかけられはっと我にかえる。
口内の噛み砕いた西瓜をごくりと喉の奥から落とし、冷静を装って操を見る。
「どうした。」
「蒼紫様、ものすごく西瓜見つめて食べてるんだもの。そんなに西瓜が好きだったのかな-って。」
(そんなにうまそうに西瓜を食べているように見えるのか俺は)
「それに・・・蒼紫様って西瓜を食べてるときなのに、ものすごく色気のある顔をしてるんだもん・・・。」
(何を見てそう思うのだ、操!)
いつまでも子供だと思っていたので操の言葉に蒼紫は大いに焦った。
すると、
“西瓜を食べる時には色気が出ちゃうんですよ、きっと。”
と、武尊が笑ってそう言った声が聞こえた気がした。
まるで蒼紫が返答に困っているのを見越したように。
「・・・・・・・・西瓜には色気があるからな。」
「はい?」
操は意味が解らず“蒼紫様わかんなーい”という顔で種をプっと出す。
「ははは。」
蒼紫は自分が西瓜一つでこんなになるなんて思わなかった。
だがその西瓜で武尊のことを想えるなら西瓜も悪くない。
「・・・・・・西瓜、うまいな。」
そういって、残りをほおばった。
操が切った西瓜を持って蒼紫が座禅を組んでいるところにやってきた。
「ごめんなさい、蒼紫様。邪魔しちゃった?でも武尊さんが冷たいうちに蒼紫様にって。」
「ああ、いただこう。」
「私も一緒にいただきまーす。」
操は蒼紫の隣に座って食べ始めた。
蒼紫も一つ手に取った。
ぱく。
一口、口に入れる。
口の中に広がる甘い汁。
噛めば噛むほどにほとばしる汁。
なぜか武尊との口づけが思い出される。
もっと、もっと舌を絡め合い深く、深く・・・・・
「蒼紫様?」
操に声をかけられはっと我にかえる。
口内の噛み砕いた西瓜をごくりと喉の奥から落とし、冷静を装って操を見る。
「どうした。」
「蒼紫様、ものすごく西瓜見つめて食べてるんだもの。そんなに西瓜が好きだったのかな-って。」
(そんなにうまそうに西瓜を食べているように見えるのか俺は)
「それに・・・蒼紫様って西瓜を食べてるときなのに、ものすごく色気のある顔をしてるんだもん・・・。」
(何を見てそう思うのだ、操!)
いつまでも子供だと思っていたので操の言葉に蒼紫は大いに焦った。
すると、
“西瓜を食べる時には色気が出ちゃうんですよ、きっと。”
と、武尊が笑ってそう言った声が聞こえた気がした。
まるで蒼紫が返答に困っているのを見越したように。
「・・・・・・・・西瓜には色気があるからな。」
「はい?」
操は意味が解らず“蒼紫様わかんなーい”という顔で種をプっと出す。
「ははは。」
蒼紫は自分が西瓜一つでこんなになるなんて思わなかった。
だがその西瓜で武尊のことを想えるなら西瓜も悪くない。
「・・・・・・西瓜、うまいな。」
そういって、残りをほおばった。