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九(問われてみても、否) (斎藤・沖田)
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「ふぅ。」
斎藤がため息をついた。
「これ以上理由なく拘束するのは無理だろう。」
「いつもみたいにやらないんですか?」
「沖田さんはああいうのが好きなのか。吐かせる根拠がないのにやっても無駄だ。」
「ま、たしかに。」
・・・・沖田と斎藤が話していたのは拷問の話・・・・・
斎藤は蘭丸の方を向くと
「もとはと言えば俺があんたを呼び止めたようなものだ。悪かったな。送ろう。」
と言った。
そのとき、私のお腹がものすごい音をだして、キュルルルル~~~と鳴った。
多少ずぶとくなったと自分では思っていたけど流石にこの真面目な話のときにあんなに聞こえるようにお腹鳴るなんてありえないっとあわててお腹を押さえた。
顔から火がでるほど恥ずかしい。
「ぷっ、この人本当に面白-い。」
沖田が斎藤の横で腹を抱えて笑った。
あんみつを食べたらいつもみたいに帰るつもりだったのに。
好奇心でついてきたばかりに変なことになってしまったし、帰り道もよくわからない。
明るいうちだったら山に囲まれた京都。帰る方角は検討がつけられる。
タイミング悪くお腹の虫もなって、お腹がすいたと体が訴える。
早く帰らなきゃ真っ暗になる。
トイレ・・・・厠を借用させてもらって屯所を去ろうとすると
斎藤が門で立っているのが見えた。
「送ろう。」
「いえ、大丈夫です。」
「沖田さんが言っていたがこの辺に不案内だそうだな。道わかるのか?」
「いえ、でも、ほら、山を見ればだいたいこっちに向かって歩けば帰れそうなので。」
ぐぅぅうううううう~~~
(ぎゃ!なんでこのタイミングで音でお腹がなる!!)
再度催促するようなお腹の鳴る音に齋藤はあきれたのか、
「・・・・。飯を食わせてやる。それから帰ってもいいだろう。」
と言った。
「いえ、持ち合わせがないのでいいです。」
恥ずかしいが本当なので後で困る前に言った。
「沖田さんも迷惑をかけたしな。俺が飲みたいんだ。付き合え。」
「あの・・・・でも持ち合わせが・・・。」
「二度は言わん。腹が減ってるなら来い。」
帰り道に自信がない。何時に帰れるかわからないのに夕飯食べれない結果になるよりも
もしかしておごってくれる?みたいなこの状況に乗っかってなんとか食べ物に在りつきたい・・・・
だけど本当は自分でも気が付かないうちに魅かれていたのかもしれない。
低く心に浸み込むその声色に。
そして威圧的な態度の中にも微かに見え隠れする彼の優しさに。
私は小さくうなずいて斎藤の後をついていった。
追記:この時は屯所が西本願寺にあるっ!という設定です。
四条河原町の方の店に行ったとするならば・・・・ゆっくり歩いて1時間弱ぐらいでしょうか?
斎藤がため息をついた。
「これ以上理由なく拘束するのは無理だろう。」
「いつもみたいにやらないんですか?」
「沖田さんはああいうのが好きなのか。吐かせる根拠がないのにやっても無駄だ。」
「ま、たしかに。」
・・・・沖田と斎藤が話していたのは拷問の話・・・・・
斎藤は蘭丸の方を向くと
「もとはと言えば俺があんたを呼び止めたようなものだ。悪かったな。送ろう。」
と言った。
そのとき、私のお腹がものすごい音をだして、キュルルルル~~~と鳴った。
多少ずぶとくなったと自分では思っていたけど流石にこの真面目な話のときにあんなに聞こえるようにお腹鳴るなんてありえないっとあわててお腹を押さえた。
顔から火がでるほど恥ずかしい。
「ぷっ、この人本当に面白-い。」
沖田が斎藤の横で腹を抱えて笑った。
あんみつを食べたらいつもみたいに帰るつもりだったのに。
好奇心でついてきたばかりに変なことになってしまったし、帰り道もよくわからない。
明るいうちだったら山に囲まれた京都。帰る方角は検討がつけられる。
タイミング悪くお腹の虫もなって、お腹がすいたと体が訴える。
早く帰らなきゃ真っ暗になる。
トイレ・・・・厠を借用させてもらって屯所を去ろうとすると
斎藤が門で立っているのが見えた。
「送ろう。」
「いえ、大丈夫です。」
「沖田さんが言っていたがこの辺に不案内だそうだな。道わかるのか?」
「いえ、でも、ほら、山を見ればだいたいこっちに向かって歩けば帰れそうなので。」
ぐぅぅうううううう~~~
(ぎゃ!なんでこのタイミングで音でお腹がなる!!)
再度催促するようなお腹の鳴る音に齋藤はあきれたのか、
「・・・・。飯を食わせてやる。それから帰ってもいいだろう。」
と言った。
「いえ、持ち合わせがないのでいいです。」
恥ずかしいが本当なので後で困る前に言った。
「沖田さんも迷惑をかけたしな。俺が飲みたいんだ。付き合え。」
「あの・・・・でも持ち合わせが・・・。」
「二度は言わん。腹が減ってるなら来い。」
帰り道に自信がない。何時に帰れるかわからないのに夕飯食べれない結果になるよりも
もしかしておごってくれる?みたいなこの状況に乗っかってなんとか食べ物に在りつきたい・・・・
だけど本当は自分でも気が付かないうちに魅かれていたのかもしれない。
低く心に浸み込むその声色に。
そして威圧的な態度の中にも微かに見え隠れする彼の優しさに。
私は小さくうなずいて斎藤の後をついていった。
追記:この時は屯所が西本願寺にあるっ!という設定です。
四条河原町の方の店に行ったとするならば・・・・ゆっくり歩いて1時間弱ぐらいでしょうか?