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エピローグ(夢主の過去)
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【夕方6時のニュースです。京都市東山区の三十三間堂に深夜二時頃、落雷がありました。国宝の雷神像が落雷の影響で破損しているとのことですが詳しくは調査中とのことです。なお、雷神像のすぐ側にかなりの血痕が付いてるとのことです。】
だが、血痕を残した重体患者はその日のうちに違う病院へ転送され、ニュースに出ることはなかった。
****************
武尊は肩の痛みで目を覚ます。
「・・・・・・・・・あれ?研究所?」
起きようとして上半身を起こそうとすると
「痛っ!!!!・・・・・・・・・ン??」
激痛がする場所を見ると、肩には包帯がぐるぐる巻きにされ、両腕には点滴。脳波計、心電図とかの機械が置いてある。
「ななななななになになに??この状況は??」
いつの間にか怪我をしている自分に驚いた。
(車にでも跳ねられた?)
いやいや、跳ねられた記憶もございませんと武尊は今日の行動を思い出していた。
(確か昼間、三十三間堂へ行って・・・・。)
雷神像の方から声がして、そっちを向いたら像の眼が光ったような気がして・・・。
気が付いたらこの状況。
というか、京都へ行っていたはずなのに何故研究所に戻っているのか状況が理解できない武尊だった。
何がどうなっているのやら。
痛いのでゆっくり横になりながら武尊は天井を見上げた。
(それにしても京都へ行ったせいか、幕末に行った夢みた。妙にリアルな感じの夢だったけど。)
妙に覚えている長い夢に正直驚きながらその”夢”を思い出してドキドキする武尊。
(エッチしたよ!初体験の夢!・・好きな人もまだいないのに!!)
と、変人すぎる自分に絶望する武尊。
(恥ずかしくてため息がでる。思い出したら何たるハレンチな自分!!信じられない!)
興奮して心臓がどきどきしている。
その時、ビービービーとブザーが鳴る音。
「え、えええ!?」
いったい何事と思ったら、医師とナースが駈け込んで来た。
「武尊の心拍数が急上昇したぞ。」
「心電図チェックします!」
「いや、待ってください、大丈夫ですから!」
まさかあんなことを考えて心拍数を上げただなんて言えない。
「お、意識が回復したんだね。どこか具合が悪いところはないかい?」
武尊専属のドクターが心配したよと声をかけた。
「あ、ドク、一体、私どうしたんですか?ここ研究所ですよね?確か私、外出許可頂いて京都に行っていたはずなんですけど。」
武尊は自分のかかり付けの医者(ドクタ-)のことをこう呼んでいる。
「あ-、武尊君は京都で落雷に遭ってね、ここに緊急搬送されたんだよ。」
「落雷!?」
「ニュースでやってるよ。だけど君がその時怪我をしたというのは公にはなってないけどね。」
と、ドクは言った。
(ここって、北海道だよ・・・・。ヘリ使ったのかな。)
「だけど不思議な事に落雷による火傷とかはなく、左肩に・・・。」
ドクターが言葉を濁す。
「左肩に・・何ですか?」
武尊の追及にどうせ包帯が取れたら分かってしまうことだと、
「君はどうやら撃たれたらしい。」
と言った。
「落雷が落ちることを雷に撃たれるともいいますが。」
「いや、そうじゃなくて、武尊の傷は銃創ってこと。今調査中らしいよ。」
「え・・?」
だが、血痕を残した重体患者はその日のうちに違う病院へ転送され、ニュースに出ることはなかった。
****************
武尊は肩の痛みで目を覚ます。
「・・・・・・・・・あれ?研究所?」
起きようとして上半身を起こそうとすると
「痛っ!!!!・・・・・・・・・ン??」
激痛がする場所を見ると、肩には包帯がぐるぐる巻きにされ、両腕には点滴。脳波計、心電図とかの機械が置いてある。
「ななななななになになに??この状況は??」
いつの間にか怪我をしている自分に驚いた。
(車にでも跳ねられた?)
いやいや、跳ねられた記憶もございませんと武尊は今日の行動を思い出していた。
(確か昼間、三十三間堂へ行って・・・・。)
雷神像の方から声がして、そっちを向いたら像の眼が光ったような気がして・・・。
気が付いたらこの状況。
というか、京都へ行っていたはずなのに何故研究所に戻っているのか状況が理解できない武尊だった。
何がどうなっているのやら。
痛いのでゆっくり横になりながら武尊は天井を見上げた。
(それにしても京都へ行ったせいか、幕末に行った夢みた。妙にリアルな感じの夢だったけど。)
妙に覚えている長い夢に正直驚きながらその”夢”を思い出してドキドキする武尊。
(エッチしたよ!初体験の夢!・・好きな人もまだいないのに!!)
と、変人すぎる自分に絶望する武尊。
(恥ずかしくてため息がでる。思い出したら何たるハレンチな自分!!信じられない!)
興奮して心臓がどきどきしている。
その時、ビービービーとブザーが鳴る音。
「え、えええ!?」
いったい何事と思ったら、医師とナースが駈け込んで来た。
「武尊の心拍数が急上昇したぞ。」
「心電図チェックします!」
「いや、待ってください、大丈夫ですから!」
まさかあんなことを考えて心拍数を上げただなんて言えない。
「お、意識が回復したんだね。どこか具合が悪いところはないかい?」
武尊専属のドクターが心配したよと声をかけた。
「あ、ドク、一体、私どうしたんですか?ここ研究所ですよね?確か私、外出許可頂いて京都に行っていたはずなんですけど。」
武尊は自分のかかり付けの医者(ドクタ-)のことをこう呼んでいる。
「あ-、武尊君は京都で落雷に遭ってね、ここに緊急搬送されたんだよ。」
「落雷!?」
「ニュースでやってるよ。だけど君がその時怪我をしたというのは公にはなってないけどね。」
と、ドクは言った。
(ここって、北海道だよ・・・・。ヘリ使ったのかな。)
「だけど不思議な事に落雷による火傷とかはなく、左肩に・・・。」
ドクターが言葉を濁す。
「左肩に・・何ですか?」
武尊の追及にどうせ包帯が取れたら分かってしまうことだと、
「君はどうやら撃たれたらしい。」
と言った。
「落雷が落ちることを雷に撃たれるともいいますが。」
「いや、そうじゃなくて、武尊の傷は銃創ってこと。今調査中らしいよ。」
「え・・?」