※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
拾と七(名前) (斎藤)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
(何だこの音は・・・これは鈴の音か?微かに花の香の匂いもする。蓮・・・か?)
斎藤ははっとして上半身を起こした。
目を覚ますと片腕には昨晩抱いた愛しい女。
(ふっ、どうやらこいつに惚れてしまったようだな。)
まだ、夜が明けきってなく半分闇の中、薄ぼんやりと蘭丸の顔が見える。
(お前は俺のものだ。)
斎藤は自分の物であることを確認するように再び蘭丸の首筋に赤い印をつけた。
「ん・・・・ん・・・。」
蘭丸が寝ながら身じろぐ。
(まったくこいつは・・・・・。たまらんな。)
斎藤がしばし蘭丸の顔を見ていると、覚醒したのか気怠そうに目を開けた。
「斎藤・・・さん・・・?」
蘭丸の声はかすれている。
「ふっ、『斎藤さん』に戻ってるな。・・・どうした。」
「あれ、、、なんで?斎藤さんが家に・・・。」
と言った瞬間、ハッと昨夜の情事を思い出して上半身をがばっと起こした。
無言・・・言葉が出ない。。
カッと顔が熱くなるのが分かる。
初体験だと思うとどう自分がリアクションしていいのか分からない。
「どうした、後悔してるのか?」
斎藤は蘭丸がどう答えるか判ってて聞く。
「い、いえ・・・あの・・えと・・・・、こういう時にどうしたらいいか分からなくって・・。恥ずかしいです。」
後悔してないと首を横に振りつつ蘭丸は顔を真っ赤にした。
「別に何もしなくていい。いつもどうりにしていろ。俺はお前を抱けて良かったと思っている。」
と、斎藤は蘭丸の頭をなでた。
「うう・・。」
そう言われても、恥ずかしい事には変わりない。
だけど斎藤の言葉にほんわかと暖かい気持ちが心に湧いて来た。
そして斎藤の手が気持ち良くてその手に身をまかせたくなるのだった。