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拾と五(眼が・・・・) (斎藤)
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「さて・・とだ。ここまでが仕事の分。ここからは俺の分。」
「は?」
斎藤から発せられる雰囲気が先程の重たいものから変わったことを察した蘭丸だったがこの段階では斎藤が言っている意味が分からない。
まして十六夜丸の話に公私の分別があるのかと蘭丸は思わず問い返したのだ。
斎藤は口角を上げると、
「お前を抱きたくなった・・・・。」
斎藤は蘭丸の耳に息がかかる様に言葉を吐き出した。
「なっ!?」
斎藤の言葉の意味が謎!
と思ったが身体は勝手に反応する。耳がぞわぞわしたと同時に背中も震えた。
そして斎藤の低い声に下腹部がきゅっと熱を持つ感じがした。
経験のない自分の身体の反応に蘭丸自身が困惑する。
この状況はもしかしてやばい!?
もしかしなくてもヤバイ!!
無駄だとは思いつつも蘭丸は立ち上がろうと試みるがいつの間にか腰に腕を回されていた。
「冗談言ってる場合じゃないですよ!」
と両腕で斎藤の胸を押すがびくともしない。
「そうだ。冗談なんかじゃないぞ。」
「いや待ってください!何か間違ってます!女が抱きたいなら他行ってください!ほら、斎藤さん好みの人いっぱいいるでしょ!」
「阿呆、何か勘違いしているようだが俺は女が抱きたいんじゃない、お前を抱きたいと言ったんだ。」
「何で?どうして?こっちは抱かれる理由なんてないぞ!」
「理由?お前本当に気付いてないのか。」
「え?」
蘭丸は押し返す抵抗をとめて斎藤を見た。
「お前が『俺を知りたい』と言ってるんだぞ。そして俺もそんなお前に興味が湧いたという事だ。」
「いや、言ってないし!」
蘭丸は先程から斎藤が理由を述べつつ自分を見ているのが分かっていた。
だけど直視出来ないで胸辺りの着物を見ていた。
目が合うのが怖かった、自分の気持ちを見透かされるのではないかと。
だけど言われるように私の方が誘ってるだなんて・・、そもそも意図的に誘うなんてそんなやり方なんか知らない。
知らないんだ!と、斎藤の顔を見た瞬間また心臓がドクンと脈打つ。
「その目だ。その目が誘っているというんだ。」
斎藤が蘭丸の瞳を見て言った。
沈黙にドクドクドクドクと蘭丸の心臓が早くなる。
今度は斎藤から目を離せなくなる。
「理由が欲しければお前自身に聞いてみろ。何故そんな瞳で俺を見る。」
「話をする時は人の目を見て話すのが普通だから。変に勘ぐらないでよ。」
そう言って言葉を閉じる。
でも心臓はバクバクしたままだ。
普通、人と話してもこんな風にはならない、と分かってる。
分かってる。言い訳をしているのは私だ。
まともに目を合わせるとその琥珀色の瞳から目が離せななくなる。
いや、
離したくない。
・・・ずっと見ていたい、その強い意志を貫く力溢れる美しい瞳を。
「は?」
斎藤から発せられる雰囲気が先程の重たいものから変わったことを察した蘭丸だったがこの段階では斎藤が言っている意味が分からない。
まして十六夜丸の話に公私の分別があるのかと蘭丸は思わず問い返したのだ。
斎藤は口角を上げると、
「お前を抱きたくなった・・・・。」
斎藤は蘭丸の耳に息がかかる様に言葉を吐き出した。
「なっ!?」
斎藤の言葉の意味が謎!
と思ったが身体は勝手に反応する。耳がぞわぞわしたと同時に背中も震えた。
そして斎藤の低い声に下腹部がきゅっと熱を持つ感じがした。
経験のない自分の身体の反応に蘭丸自身が困惑する。
この状況はもしかしてやばい!?
もしかしなくてもヤバイ!!
無駄だとは思いつつも蘭丸は立ち上がろうと試みるがいつの間にか腰に腕を回されていた。
「冗談言ってる場合じゃないですよ!」
と両腕で斎藤の胸を押すがびくともしない。
「そうだ。冗談なんかじゃないぞ。」
「いや待ってください!何か間違ってます!女が抱きたいなら他行ってください!ほら、斎藤さん好みの人いっぱいいるでしょ!」
「阿呆、何か勘違いしているようだが俺は女が抱きたいんじゃない、お前を抱きたいと言ったんだ。」
「何で?どうして?こっちは抱かれる理由なんてないぞ!」
「理由?お前本当に気付いてないのか。」
「え?」
蘭丸は押し返す抵抗をとめて斎藤を見た。
「お前が『俺を知りたい』と言ってるんだぞ。そして俺もそんなお前に興味が湧いたという事だ。」
「いや、言ってないし!」
蘭丸は先程から斎藤が理由を述べつつ自分を見ているのが分かっていた。
だけど直視出来ないで胸辺りの着物を見ていた。
目が合うのが怖かった、自分の気持ちを見透かされるのではないかと。
だけど言われるように私の方が誘ってるだなんて・・、そもそも意図的に誘うなんてそんなやり方なんか知らない。
知らないんだ!と、斎藤の顔を見た瞬間また心臓がドクンと脈打つ。
「その目だ。その目が誘っているというんだ。」
斎藤が蘭丸の瞳を見て言った。
沈黙にドクドクドクドクと蘭丸の心臓が早くなる。
今度は斎藤から目を離せなくなる。
「理由が欲しければお前自身に聞いてみろ。何故そんな瞳で俺を見る。」
「話をする時は人の目を見て話すのが普通だから。変に勘ぐらないでよ。」
そう言って言葉を閉じる。
でも心臓はバクバクしたままだ。
普通、人と話してもこんな風にはならない、と分かってる。
分かってる。言い訳をしているのは私だ。
まともに目を合わせるとその琥珀色の瞳から目が離せななくなる。
いや、
離したくない。
・・・ずっと見ていたい、その強い意志を貫く力溢れる美しい瞳を。