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拾(疑惑再び) (斎藤)
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蘭丸は揚出し豆腐と大根の煮つけとお茶漬けを。斎藤は漬物と焼き魚と冷酒を頼んだ。
「お前も飲むか。」
「いえ、お酒は弱いので・・・・・。いただきます。」
「どっちなんだ。」
斎藤はあきれ顔で言った。
坊主の身分で酒を飲むのかと突っ込みたかったがそもそも坊主の身分なんかではないだろうと思っている斎藤だ。
目の前のガキが十六夜丸でなくても何者か断定できない怪しい輩には間違いない。
そんな斎藤の目の前に空のおちょこがスススと突き出される。
「では一杯だけ・・・・。」
と両手でちゃっかりだ。
蘭丸はお酒を注いでもらうと
「いただきます。」
と頭を下げ、最初は口をつけるだけで口内に広がる芳香と味を堪能する。
(おいしいかも・・・・・。)
個人的にはもう少し甘口の方が好みであるが切れのあるすっきりとしたそれでいて上品でさわやかな香。
それだけで少しふんわりとする。
そして一気に残りを煽った。
「これ、美味しいです!」
私は思わぬおいしさに目を丸くしてお酒をたたえた。
ものすごい勢いでふわふわしてきたことにも気づかずに。
「そうか。ではもう一杯やれ。」
斎藤はお銚子を差し出す。
そういわれては・・・と申し訳なさそうに杯を差し出す。
「すみません。いただきます。」
お酒がこんなに美味しいものだったとは知らなかった。
嬉しくて何だかぺこりとお礼をし、ぐびっと飲み干す。
「いい飲みっぷりだな。」
二杯流し込んだところで更に体温がぐっと上がってきた。
「うわっ、このお酒、美味しいけどきますね・・・・・。」
顔に赤みが少し差し呂律も怪しくなってきた蘭丸は斎藤からすればもうすっかり酔っ払いだ。
斎藤が空いた杯を手元へ戻し自分で注ごうとしたのを、はっと気が付いて
「駄目ですよ~手酌酒なんて。お酒つぎます。」
「すまんな。」
「いえ、ご馳走になってるのはこちらですから。あ、お礼遅くなってすみません。ご馳走になります。」
「・・誘ったのはこっちだ。気にするな。それよりお前は酒より先に腹に物を入れておけ。」
と、斎藤は運ばれてきた揚げ出し豆腐を蘭丸の前に置いてやったのだった。
「お前も飲むか。」
「いえ、お酒は弱いので・・・・・。いただきます。」
「どっちなんだ。」
斎藤はあきれ顔で言った。
坊主の身分で酒を飲むのかと突っ込みたかったがそもそも坊主の身分なんかではないだろうと思っている斎藤だ。
目の前のガキが十六夜丸でなくても何者か断定できない怪しい輩には間違いない。
そんな斎藤の目の前に空のおちょこがスススと突き出される。
「では一杯だけ・・・・。」
と両手でちゃっかりだ。
蘭丸はお酒を注いでもらうと
「いただきます。」
と頭を下げ、最初は口をつけるだけで口内に広がる芳香と味を堪能する。
(おいしいかも・・・・・。)
個人的にはもう少し甘口の方が好みであるが切れのあるすっきりとしたそれでいて上品でさわやかな香。
それだけで少しふんわりとする。
そして一気に残りを煽った。
「これ、美味しいです!」
私は思わぬおいしさに目を丸くしてお酒をたたえた。
ものすごい勢いでふわふわしてきたことにも気づかずに。
「そうか。ではもう一杯やれ。」
斎藤はお銚子を差し出す。
そういわれては・・・と申し訳なさそうに杯を差し出す。
「すみません。いただきます。」
お酒がこんなに美味しいものだったとは知らなかった。
嬉しくて何だかぺこりとお礼をし、ぐびっと飲み干す。
「いい飲みっぷりだな。」
二杯流し込んだところで更に体温がぐっと上がってきた。
「うわっ、このお酒、美味しいけどきますね・・・・・。」
顔に赤みが少し差し呂律も怪しくなってきた蘭丸は斎藤からすればもうすっかり酔っ払いだ。
斎藤が空いた杯を手元へ戻し自分で注ごうとしたのを、はっと気が付いて
「駄目ですよ~手酌酒なんて。お酒つぎます。」
「すまんな。」
「いえ、ご馳走になってるのはこちらですから。あ、お礼遅くなってすみません。ご馳走になります。」
「・・誘ったのはこっちだ。気にするな。それよりお前は酒より先に腹に物を入れておけ。」
と、斎藤は運ばれてきた揚げ出し豆腐を蘭丸の前に置いてやったのだった。