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伍 (約束と約束) (オリキャラ回想)
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時は三刻ほど戻る。
盃を飲み干した蘭子が異様な気配を発して市彦を見た。
市彦はその姿に背筋を震わせた。
妹と同じ顔の女の目が血に濡れたように赤く変化していたからだ。
新選組を浪人二人で相手をするなんて無謀すぎると思っていたがまさか本当に・・変化するなんて・・
市彦は立っているだけでもその威圧感に唖然とするばかりだった。
「くぅぅ・・・。力が戻るぜ。」
市彦の目の前で蘭子が・・いや、蘭子の姿をしたなにかが・・両手をゆっくり開いたり閉じたりして指先の力を確かめていた。
そして市彦に話しかけた。
「初めまして・・・かな。市彦。」
「声だけなら三度目だ。」
「信じてなかったっていう顔だな。どうだ、蘭子の生き写しのこの女は。本当に長い間探してたんだぜ。見つけた時の高ぶりは言い表せねぇ!まさかこれほどそっくりだとはな。」
「・・・・」
「そんな顔をするな。こいつに“兄様”と呼ばれてうれしそうな顔をしたのを俺は見てたぜ。前にも言ったと思うが、こいつが見たもの聞いたものはすべて俺にも見える聞こえる。お前は愛する蘭子を再び手に入れたんだ。約束した通りだろ?よかったじゃないか。俺もこの後、ご褒美にありつけるしな。ククッ・・で、どうするんだ。初仕事は。」
「何人かを斬ってくれればよい。」
「皆殺しでなくていいのか?」
「蘭子に人殺しなどさせたくないんだ・・・」
「こいつは蘭子じゃないぜ。あまりに似てるんで頭がイカレタのか?新選組相手にそんなきれいごを言っる余裕があるのか?」
「ああ、わかってる。だが今日はあなたが約束どおり蘭子に降りてきてその力を発揮していただけるかを確認することが目的だ。」
「お前の目的は、な。だが御前様とかは皆殺しを望んでいたような感じだったぜ。・・まあいい。今日のおれの主はお前だ。適当にやっておく。あ、あっちの方の世話よろしくな。場所はあの神社の御堂でいいんだろ?。」
「ああ、待っている。」
「それでは、また後程に。」
盃を飲み干した蘭子が異様な気配を発して市彦を見た。
市彦はその姿に背筋を震わせた。
妹と同じ顔の女の目が血に濡れたように赤く変化していたからだ。
新選組を浪人二人で相手をするなんて無謀すぎると思っていたがまさか本当に・・変化するなんて・・
市彦は立っているだけでもその威圧感に唖然とするばかりだった。
「くぅぅ・・・。力が戻るぜ。」
市彦の目の前で蘭子が・・いや、蘭子の姿をしたなにかが・・両手をゆっくり開いたり閉じたりして指先の力を確かめていた。
そして市彦に話しかけた。
「初めまして・・・かな。市彦。」
「声だけなら三度目だ。」
「信じてなかったっていう顔だな。どうだ、蘭子の生き写しのこの女は。本当に長い間探してたんだぜ。見つけた時の高ぶりは言い表せねぇ!まさかこれほどそっくりだとはな。」
「・・・・」
「そんな顔をするな。こいつに“兄様”と呼ばれてうれしそうな顔をしたのを俺は見てたぜ。前にも言ったと思うが、こいつが見たもの聞いたものはすべて俺にも見える聞こえる。お前は愛する蘭子を再び手に入れたんだ。約束した通りだろ?よかったじゃないか。俺もこの後、ご褒美にありつけるしな。ククッ・・で、どうするんだ。初仕事は。」
「何人かを斬ってくれればよい。」
「皆殺しでなくていいのか?」
「蘭子に人殺しなどさせたくないんだ・・・」
「こいつは蘭子じゃないぜ。あまりに似てるんで頭がイカレタのか?新選組相手にそんなきれいごを言っる余裕があるのか?」
「ああ、わかってる。だが今日はあなたが約束どおり蘭子に降りてきてその力を発揮していただけるかを確認することが目的だ。」
「お前の目的は、な。だが御前様とかは皆殺しを望んでいたような感じだったぜ。・・まあいい。今日のおれの主はお前だ。適当にやっておく。あ、あっちの方の世話よろしくな。場所はあの神社の御堂でいいんだろ?。」
「ああ、待っている。」
「それでは、また後程に。」