※1 記憶を失っている時の名前は変換できません。
肆 (宿命の出会い) (オリキャラ兄・斎藤)
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なんとか人前に出られそうな恰好になった。
着終わってみると要するに袴姿になったのだった。
初めて着る袴に少しワクワクするのは気のせいではない。
着替え終わった自分の姿をくるくると姿見に写しながら兄について少し考えた。
兄の年齢は肌艶からすると兄は20代後半のようだが顔はかなりの老け顔系である。
髭があったら熊みたいだ。
そして“兄様”はちょっと妹溺愛系?・・ふふっ。
自分は確かに兄弟なんていた感じがない。兄弟が欲しいと思ったこともないがもし兄がいたらあんな感じであっても悪くはないのではと思う。老け顔だけど。
(記憶がないってホント困るよね。でも私、記憶喪失じゃなくて若年認知症だったらどうしよう。研究所に戻らないと・・)
と思ったところで思考が止まる。
・・研究所?!病院じゃなくて研究所?!
認知症が心配されたら普通は病院だ。
なぜ自分は研究所という思考をしたのか。
「・・ふぅ。」
そういう事を考えようとすると脳に白いもやがかかったみたいで何も思い出せない。
すると、
「蘭丸。」
と呼ばれた。
「兄様。どうしたのですか?」
「時期が早まった。お前が帰ってきたことを知って御前がお前の力を借りたいとのことだ。出かけるぞ。」
「御前?力?」
「そうだ。仕事だ蘭丸。」
「仕事?」
「そうだ。思い出せないかもしれないが俺達は御前様に勤めていつるのだ。だが心配ない蘭丸は一緒に来るだけでいい。」
「・・分かった。」
私がそう言って立ち上がると兄様は突然私を抱きしめた。
驚いていると
「すまない・・・・本当に・・・」
と兄は謝罪の言葉を口にした。
なぜ?
戸惑う気持ちよりも・・
「え・・そんなに力をいれられると、、苦し・・ぃ!兄様~!締めすぎ!」
肋骨が軋む音がした。おいっ!
私を放した兄様の顔が一瞬泣きそうだと思ったがすぐ元に戻って、
「行くぞ。歩きながら話そう。時間があまりないんだ。」
ある意味天然なのではないかと兄の後ろ姿を見て思うのだった。
着終わってみると要するに袴姿になったのだった。
初めて着る袴に少しワクワクするのは気のせいではない。
着替え終わった自分の姿をくるくると姿見に写しながら兄について少し考えた。
兄の年齢は肌艶からすると兄は20代後半のようだが顔はかなりの老け顔系である。
髭があったら熊みたいだ。
そして“兄様”はちょっと妹溺愛系?・・ふふっ。
自分は確かに兄弟なんていた感じがない。兄弟が欲しいと思ったこともないがもし兄がいたらあんな感じであっても悪くはないのではと思う。老け顔だけど。
(記憶がないってホント困るよね。でも私、記憶喪失じゃなくて若年認知症だったらどうしよう。研究所に戻らないと・・)
と思ったところで思考が止まる。
・・研究所?!病院じゃなくて研究所?!
認知症が心配されたら普通は病院だ。
なぜ自分は研究所という思考をしたのか。
「・・ふぅ。」
そういう事を考えようとすると脳に白いもやがかかったみたいで何も思い出せない。
すると、
「蘭丸。」
と呼ばれた。
「兄様。どうしたのですか?」
「時期が早まった。お前が帰ってきたことを知って御前がお前の力を借りたいとのことだ。出かけるぞ。」
「御前?力?」
「そうだ。仕事だ蘭丸。」
「仕事?」
「そうだ。思い出せないかもしれないが俺達は御前様に勤めていつるのだ。だが心配ない蘭丸は一緒に来るだけでいい。」
「・・分かった。」
私がそう言って立ち上がると兄様は突然私を抱きしめた。
驚いていると
「すまない・・・・本当に・・・」
と兄は謝罪の言葉を口にした。
なぜ?
戸惑う気持ちよりも・・
「え・・そんなに力をいれられると、、苦し・・ぃ!兄様~!締めすぎ!」
肋骨が軋む音がした。おいっ!
私を放した兄様の顔が一瞬泣きそうだと思ったがすぐ元に戻って、
「行くぞ。歩きながら話そう。時間があまりないんだ。」
ある意味天然なのではないかと兄の後ろ姿を見て思うのだった。