〜白薔薇の君〜
拍手連載
テイルズ オブ グレイセス
「白薔薇の君」
第2話
「あの…アスベル・ラントは居ますか?」
『え、アスベル…?』
ついさっき視界に掠めた少女がアレックスに声を掛けてきた。見た目に相応しい可愛らしい声だ。
隣のマユが首を傾げる。
「アスベルは確か…」
『うん。実地任務で3日は学校に帰って来てないけど』
アスベルこと、アスベル・ラント。アレックス達と同じく騎士学校に通う学生だ。なんでも卒業間近らしく担当のマリク教官とバロニアから北にあるオーレンの森の調査に向かった…とかなんとか。
アレックスの返しに少女は「そうですか…」と返す声は明らかに気落ちしたようだ。
『あの…失礼ですが、あなたは?騎士学校の生徒ではないですよね。彼に何か御用で?』
身に纏う洋服は明らかに学生の物ではない。騎士学校の関係者ではないことは直ぐに分かる。
「あ、私はシェリア・バーンズといいます。ラントの者です。アスベル・ラントとは友人で」
『ラント…?』
といえばバロニアから西にある領地だ。私はマユと顔を合わせた。少女ことシェリアはアスベルとは友人だと言うが…
「至急ラントから彼に伝えたい事がありまして、会いたいのですが」
うーん、と私は頭を悩ませた。会いたいといわれてもアスベル本人はまだ帰っては来ないし…、シェリアという少女も失礼であるが、いきなり学生に会いたいなど怪しすぎる…。
こういう時は…
『マユ先に寮に戻っていて。彼女の事は私からヴィクトリア教官に話してみるから』
「そう?わかった、授業遅れないようにね」
マユの心配にアレックスは「えぇ」、と返し、小さくなる彼女の背中を見送り、シェリアさんに向き直った。
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テイルズ オブ グレイセス
「白薔薇の君」
第2話
「あの…アスベル・ラントは居ますか?」
『え、アスベル…?』
ついさっき視界に掠めた少女がアレックスに声を掛けてきた。見た目に相応しい可愛らしい声だ。
隣のマユが首を傾げる。
「アスベルは確か…」
『うん。実地任務で3日は学校に帰って来てないけど』
アスベルこと、アスベル・ラント。アレックス達と同じく騎士学校に通う学生だ。なんでも卒業間近らしく担当のマリク教官とバロニアから北にあるオーレンの森の調査に向かった…とかなんとか。
アレックスの返しに少女は「そうですか…」と返す声は明らかに気落ちしたようだ。
『あの…失礼ですが、あなたは?騎士学校の生徒ではないですよね。彼に何か御用で?』
身に纏う洋服は明らかに学生の物ではない。騎士学校の関係者ではないことは直ぐに分かる。
「あ、私はシェリア・バーンズといいます。ラントの者です。アスベル・ラントとは友人で」
『ラント…?』
といえばバロニアから西にある領地だ。私はマユと顔を合わせた。少女ことシェリアはアスベルとは友人だと言うが…
「至急ラントから彼に伝えたい事がありまして、会いたいのですが」
うーん、と私は頭を悩ませた。会いたいといわれてもアスベル本人はまだ帰っては来ないし…、シェリアという少女も失礼であるが、いきなり学生に会いたいなど怪しすぎる…。
こういう時は…
『マユ先に寮に戻っていて。彼女の事は私からヴィクトリア教官に話してみるから』
「そう?わかった、授業遅れないようにね」
マユの心配にアレックスは「えぇ」、と返し、小さくなる彼女の背中を見送り、シェリアさんに向き直った。
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