ACT.24
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試してやろう、といったシドの言葉が何を意味するのか。
突然笑い出したかと思うと、その体から尋常じゃない量のミストが溢れ出す。
「ベルガと同じよ。人造破魔石っ」
フランの言葉にバルフレアは手を握りしめる。
「あんたもか…。あんたもなのか!」
ミストをただよわせ、魔道具を操りシドが襲い掛かってくる。
『やあぁ!』
ガンと一体、魔道具を沈めるアルフィナ。だがまだ残りは多い。
シドの周りを浮遊する魔道具がやっかいだった。
「妙なオモチャに頼りやがって。そいつがあんたを守ってんだな。」
いくら攻撃してもシドに攻撃が届かない。
その原因をバルフレアが見抜いた。
シドの周りを飛ぶ魔道具が攻撃を無効にしているのだ。だがそうとわかればこっちのもの。
残りの魔道具を優先して破壊し、シドを無防備にする。あとは一気に攻撃をしかけて畳み掛けるのみ。
そのあとはあっという間だった。
武器を手放し、膝から崩れ落ちるシドにレダスが最後の一撃を食らわせようとする。
が、渾身の一撃も見えない壁によって跳ね返され、レダスは思いっきり吹き飛んでしまう。
『―レダスっ!』
「ぐぅ…っ」
「手間をかけたな、ヴェーネス。」
そういったシドの背後に何かが姿を現す。
白くもやっとしたまるで幻のような人じゃないなにか。
「ヴェーネス!?―こいつがヴェーネスだとっ!」
だがその姿は一瞬で消えてしまう。
「アーシェ・バナルガン・ダルマスカ!」
「――!」
「貴様、あくまで力を追い求めるかっ。破魔石が欲しくてたまらんか!」
シドの両手には二つの破魔石が握られていた。
その問いかけにアーシェはなにも言い返せず。
それをみてシドは笑う。
「図星か…図星だな?―それでこそ覇王の末裔だ!ならばギルヴェガンを目指せ!」
『ギルヴェガン…?』
聞いたことのない名前だ。
「新しい石を恵んでもらえるやもしれんぞ?」
「なんのつもりでそんな話を…!」
シドの意図が全く見えない。
するとどこからともなく小型飛空艇が空から降りてきて、シドもそれにつかまる。
「―歴史を人間の手に取り戻す…。」
「……。」
「わしもギルヴェガンへ向かう!追ってこい空賊!」
そうバルフレアに向かって言い放った。
そして飛空艇が離陸しようとする。
アルフィナは慌てて駆け寄った。
自分の目的を果たせていない。
『待って!教えて!人造破魔石を取り除くにはどうすればいいの!?あなたならなにか知ってるでしょう?』
「―ほう、貴様もか。…ならばひとつ教えてやろう。所詮は作り物の破魔石だ。やがて限界がこよう。限界がきた人造破魔石は砕け散る。せいぜい長生きすることだなっ」
『……っ!』
そしてシドは飛空艇に乗って去っていったのだった。
「…ふざけやがって…。」
バルフレアの独り言が空しく響いた。
『やがて砕け散る…か。――っ…、』
「アル!?」
突然倒れたアルフィナ。
みんなが駆け寄るなか、バッシュが彼女を抱き起す。
「しっかりするんだっ」
『大丈夫…です。すこし疲れただけ…。』
体はぐったりしているが小さく笑うアルフィナに一同ほっとする。
そのまま大人しく抱きかかえられるアルフィナの横でレダスがアーシェに話しかけていた。
「先ほどは失礼した。ダルマスカのアーシェ王女だな。―バーフォンハイムのレダス、…空賊だ。」
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