ACT.24
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慌ただしい雰囲気になり、どうしたものかと考えていると帝国兵が数名部屋に入ってきた。
『どうしたの?』
「侵入者です。今排除に当たっていますが念の為エアポートまで護衛しますのでそのままタクシーで皇宮へ避難してください。」
『侵入者!?』
もしや、と思った。期待が膨らむ。
だが帝国兵がいうには侵入者は今のところ1人しか確認が出来ていないという。
たった1人でこのドラクロア研究所に侵入してくるとは。ヴァン達の可能性は望み薄だとアルフィナは思った。
「ともかく避難を!」
『わかった。』
そういって帝国兵に連れられてアルフィナは研究所内から避難した。ちらほらと兵が倒れていてこれも“侵入者”の仕業なのかと気にしながら歩く。
これだけの帝国兵を倒すなんて随分腕の立つ“侵入者”ね…。
すると通路が交わる角で出合い頭、見慣れぬ男と対面する。
その人は研究員でも帝国兵でもない風貌だった。
スキンヘッドでひげをはやし、私服姿で手には二刀の剣。
あきらかにこの人物が“侵入者”のようだ。
まさかここで鉢合わせるとは思ってもいなかった。
「くっ侵入者だ!」
「打ち倒せ!」
『ま、まって!危険よ!』
相手は只者ではない。そう直感し立ち向かう帝国兵を止めたかったがすでに遅く。
たった数回振り下ろした剣に倒れてしまう。
1人残されたアルフィナ。
男がこちらにやってくる。
動かない体。
背中に汗が伝った。
「あんたドクター・シドを見なかったか。」
『え…、ド、ドクター・シド…?』
「見なかったか?」
まさかの質問にとっさに答えれなかった。
殺されると思ったわけではなかったが、かなりの威圧感になぜかこの男を怖いと思ってしまっていたようで。
『み、見てないわ。私も会いにここへ来たけれど…、』
「あんたがか?やつに一体なんの…、いや。いまはそんな話をしている場合ではないな。失礼する。」
男は颯爽と立ち去ろうとする。
だがアルフィナはふと思う。たった1人でここまで侵入してくるほどの腕前だ。この人についていけばあるいはここから逃げ出せるのではないか、と。
咄嗟に男の腕を掴む。
『ま、待ってっ。』
「…なんだ。悪いがこっちは急いでいるんだが。」
『わかってる。私もドクター・シドには用がある。ついでにここから逃げたい。あなたの腕を見込んで私もついていきたい。お願い…。』
「……。」
男はじっとアルフィナを見つめる。
言われてみれば研究所には相応しくない姿の娘だ。
なにか事情があるのだろうか…。
「…、あんた、名前は?」
『…!アルフィナ。アルフィナ・エル・ヴェスパニア。』
「ヴェスパニア…といえはたしかダルマスカの…、」
『知っているの?』
「仕事柄な…。俺はレダス。空賊だ。ついてくるなら勝手にしな。ただし守ってやるほどの余裕は今の俺にはないぞ。」
『ありがとう!かまわないわ。自分の身は自分で守るからご心配なくっ』
「なら結構。」
行くぞ!とエアポートとは逆方向へと走り出すレダスについてアルフィナも後を追った。
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