ACT.23
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焚火が風に揺れる。
見張り番で1人、炎を見つめるバッシュ。
すこし前までバルフレアがそこにいてバッシュと会話をしていたがさすがにもう寝るといってテントに入っていった。
1人になると周りの音がよく聞こえてくる。
虫の声、風の音。感傷に浸るにはちょうどいい。
ふとアルフィナのことを思う。
また無茶をしていなければいいが…。
「…無理だろうな。」
独り言をつぶやく。
無茶をしてなければいいが、と思ったが瞬時にそれは無理だなと思ってしまうあたり、笑いが込み上げてくる。
無茶をするのが彼女だ。
ならばそれを見守るのが自分の役目だな、とバッシュは思う。
いまよりすこし前。
ブルオミシェイスへ向かう途中で野営をした時の事を思い出す。
たしか、あれはパンネロとアルフィナそしてアーシェ殿下が3人で女子会と称して焚火の前で話をしていた時だ。
バルフレアとフランは周辺の見回りに、ヴァンとラーサーは先にテントで寝てしまった時で、バッシュも同じく見回りから戻ると、その女子会とやらになぜか誘われたのだ。
「バッシュ小父様も一緒にどうですか?」
とパンネロ。
「なんの話をしているのだ?」
「女子会だそうよ」
「――!」
アーシェが嬉しそうにいう反面、バッシュの顔が少し強張った。
それをみたアルフィナがくすくす笑う。
『別に小父様のことを女子っていってるわけじゃないから安心してください。』
「いや、しかし…」
尚も渋る彼にアーシェの「座って」の一声で渋々その女子会とやらの席に着いたのだった。
「パンネロ、続きを聞かせて」
「はい。ヴァンが私の家で暮らすようになったのは5年くらいまえで、小さい頃からよく遊んでいたんです。それが当たり前で…」
パンネロの話に興味深々で聞き入っていた。
アーシェとラスラは政略結婚ではあったがお互い大事に思っていた。自分とは違うパンネロとヴァンの境遇に興味が尽きないのだろう。
「本当はもうずっと前からヴァンのこと好きなんです。」
『それって言ったことあるの?』
「い、言えないよっ」
「なぜだ?」
「ヴァン、なんか2年くらい前から変わっちゃって…、今はまた別の意味で変わってきていると思うんですけど…」
なんか今じゃない気がする…。とだんだん自信なさげになっていくパンネロ。
『たしかに。ヴァン変わったね。いい意味で。前はなんかやけくそというか…、どうにでもなれっていうか…』
「アルもやっぱりそう思う?みんなのおかげかな?こうして旅が出来て、いろんな人に出会って…、」
その言葉にバッシュとアーシェは小さく微笑んだ。いつか2人が結ばれる日が来ることを願って。
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