ACT.22
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「卿には言ってなかったな… 」
「は。」
動揺したガブラスに気づいたヴェインが彼を気遣う。
この事はごく一部の者にしか伝えてなかったのだ。
『それで、一体私を見つけてどうするの?裏切り者として殺すの?』
ヴェインが自分を探していた理由に検討もつかないので余計声が震えた。
そんなアルフィナにヴェインは、怪しく笑みを浮かべる。
「そうではない。そのつもりは無いので安心したまえ。」
『なら何故!?』
「…別れたソリドール家の血を元に戻すため、と言えばわかるだろうか?」
ヴェインの言うことがすぐには理解出来なかった。
元に戻す?
何を?
ソリドール家の血を?
『何言って…』
「閣下、それはつまりこの娘と…っ」
傍で聞いていたガブラスが口を挟む。
ヴェインは彼を見て笑った。
それはつまりガブラスの言わんとすることに肯定を意味する。
ガブラスは声を荒らげた。
「元老院が認めるとは思えませんが…」
「なんとでもなるさ。言いくるめるのは簡単な事だ。…それに、元老院などもはや時間の問題だ…。」
『ま、待って、私にどうしろと!?』
自分だけが会話の内容についていけずにいた。
ヴェインとガブラスだけが会話をするなか、必死に追いつこうとするも頭が追いつかない。
いや、追いつきたくない。考えたくないだけなのかもしれない。
心臓が爆発しそうなくらい早鐘を打つ。
「簡単なことだ。…君が私の妻としてソリドール家に入る。」
別れた血を元に戻す、というのはつまりそういう事。
『え…。それって私が貴方と、…結婚するってこと…、?』
「そうだ。その為に君を2年前から探していた。」
『じょ、冗談はやめてよっ。そんなの嫌に決まってるじゃないっ。…誰がダルマスカを滅ぼした張本人と結婚するものですか!』
動揺を隠せない。
声が、身体が震える。
理由なんて検討もつかなかったが、まさか結婚させるためにまさか自分を探していたとも思っていなかった。
そういえばラーサーがブルオミシェイスでそんな予想をしていたような。
その時はありえないー、と笑って終わらせたが。まさか本当にラーサーの考えがドンピシャとは。
「君に拒否権があると思うかね?」
『サイテー…っ』
ぐっと拳を握りしめた。
どうして私がヴェインなんかと結婚なんか…。
自分の好いた相手と結婚出来るなんて思ってはなかったが、まさか憎む相手とさせられるとはこれっぽっちも思わなかった。
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