ACT.22
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そんなことを考えながらヴェインの居室までの廊下をもくもくと歩いた。
前にガブラス、後に帝国兵が2人。
ガシャガシャと鎧の音が前後から聞こえてくる。
今の私はヴェインに何を望む?
どうしたい?憎いから殺したい?
償ってほしい?
『(…わからない…)』
私は…。
「閣下、例の娘を連れて参りました。」
「…入りたまえ。」
『(…ついにきた…っ)』
以前、ラバナスタで演説していたときに聞いた同じ声がドクンと心臓を跳ねさせる。
大きな扉の向こう、窓ガラスのそばで佇む姿を見つけた。
『ヴェイン…、ソリドール…』
「ようやく会えたな…アルフィナ・エル・ヴェスパニア。」
心臓が早鐘のように鳴る。
呼吸が震えた。
こちらを振り向き、一歩一歩近づいてくるヴェインに対し、まるで足に根が生えたかのように動かないアルフィナ。
固まるアルフィナ。ヴェインはそんな彼女の左腕に目がいった。
「ずいぶんと自分の身体を痛めつけたようだな。その左腕…もう動かせないのでは?」
『左腕が使えなくても右腕があればあなたを殺せるわ。』
「…。ふっ…、はっは…!」
『…!』
突然ヴェインに笑われた。
そんなにおかしなことを言っただろうか。
「いや失礼っ。」
『……。』
何故か無性に腹が立つ。
むすっとした顔がつい出てしまう。
「君を迎える様に頼んだギースから話は聞いているだろうか?」
『ギース?、…あぁ、リヴァイアサンの時の…』
先のレイスウォール王墓で大破した艦隊リヴァイアサンの主、ジャッジ・ギース。
良くも悪くも余計なことを仕出かしてくれたやつである。
思い出したくもない事であるが、事実であることには変わりない。
だが、まだ受け入れられてない自分がいる…。
『私が…、ヴェスパニア家の血を引いていて、その先祖がソリドール家の…跡継ぎだったと聞いてる…』
「…っ」
ガチャリとガブラスの鎧の音が鳴る。