ACT.22
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大人しくエマが包帯を変え終わるのを待っていると横でリーファが話し出す。
「ガブラス様より言伝を承っております。」
『え、ガブラス?』
「はい。本日午前10時よりヴェイン様がお会いになるそうです。体調に申し分なければその時間より少し前に迎えに来る、と。いかがなさいますか?」
『……。』
つ、と表情がつい強ばる。
具合が悪いのでは、とリーファが心配するがアルフィナは大丈夫だと返す。
『…わかった。ガブラスに伝えて。ヴェインに会う、と。』
「かしこまりました。」
ガブラス様にお伝えしておきます、と言って包帯の交換を終えたエマと一緒にリーファは部屋を退出していく。
最後に用があればいつでも呼んでほしい、と言い残して。
『……。』
再び部屋に1人残される。
新しく着替えた膝丈の白いワンピースの裾が窓から入る風でゆらゆらとなびいた。
その姿は今までの自分じゃなくて。
お嬢様として屋敷にいたあの頃のよう。
つい最近まで剣を握って戦っていたのが遠い世界のことのように思えてくる。
しかしこのワンピース姿に左腕全体に巻かれた包帯がアンバランスで思わず笑ってしまった。
現在午前9時。
ヴェインとの面会まであと1時間──。
─────
「用意は出来たか。」
『おはよーございます。』
一応“心”の用意は出来たか聞いてくれた彼。
不機嫌オーラ全面に押し出してるとガブラスがふんと笑う。
『いいの?今ヴェインに会ったら何をしでかすか、わからないよ?』
「心配は無用だ。そのために俺がいる。」
『そーですか。』
ヴェインが強いのかどうかはわからないが、ガブラスに今勝つのは到底無理だろう。
ラーサーもそこそこ剣術を身につけていたのだから、ヴェインだってその知識があってもおかしくはない。
刺し違えても、なんてことすら不可能だ。
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