ACT.21
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「剣の在処をはかんでな…。人間の力を信じず神などにすがった者の末路よ。」
さも当然かのような口ぶりの彼。その体からミストが溢れ出す。
…以前にも見た光景である。
「人の体からミストだと…?」
「このミスト…、ミュリンと同じよ。石の力にとり付かれているわっ」
「笑わせるな!人造破魔石は人間の力だ!神々に挑む大志が抱いた人間がその知恵で作り上げた人間の武器。」
真の覇王にふさわしい剣だ、とイカれた自論を語るジャッジ。
溢れ出すミストが不気味さをますます駆り立てる。
ヴェインこそが真の覇王に相応しいと語るジャッジはアーシェらを時代の闇に葬り去ってくれる!っといい両手に武器を持ち襲いかかってきた。
人造破魔石の力のせいか、今までのジャッジとはひと味もふた味も違う強さだった。
長い戦闘の末、無我夢中で攻防を繰り返し、なんとかジャッジを打ち倒すことが出来た。
しかしその最後は目を逸らしたくなるほど悲惨な最後だった。
「う…おぉ…っ」
最後の断末魔とでも言おうか。体内に溜め込まれていたミストが一気に放出。まるで暁の断片でリヴァイアサンが墜落したときのような光景だった。
…それを見たバルフレアは同時に嫌なことも頭に過ぎる。
…いつかアルフィナも…、と。
「ちっ…、やつは体に人造破魔石を埋め込んでやがった。…大僧正は?」
ジャッジの死を確認したバルフレアが言う。
大僧正を診たパンネロもバルフレアの方を見て残念そうに顔を横に振った。
「…!、ねぇアルとラーサー様は!?」
ふと思い出す。
ここにいるはずのアルフィナとラーサーの姿が見えない。
「ジャッジ・ガブラスが連れ帰りました。」
「「…!」」
姿を見せたのは付き人に支えられながら歩いてくるアルシド。
ずいぶん手酷くやられたようだ。
「奴も来ていたのかっ」
と、バッシュ。
すると床に落ちていた剣を見つけた。
砕けた散ったディフェンダーだ。
「バッシュ、それってまさか…」
「…あぁ。」
ヴァンも気づいたようだ。
アルフィナの剣である。
見事に真っ二つに折れてしまっている。さらにその近くにはバッシュが彼女にあげた混乱を防ぐバングルが異常なほどに焦げて落ちていた。
「1人でまた無茶を…」
「ラーサーは争いを避けようと大人しく従ったんですがね…。ジャッジ・ベルガが暴発してね…」
「アルはどうしたんだよ!」
と、ヴァン。
「戦いましたよ、…ガブラスとね。」
「ガブラスと!?」
しかしこの様子ではアルフィナ#は惨敗し、ラーサー共々帝国へ連れて行かれてしまったのだろう。
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