ACT.20
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この門を守ると豪語しながらすでに何人かに門の中へ侵入を許してしまった。
これ以上ここに留まっては神殿の中が心配だ。
『一度引くしかないか…』
攻撃の手が一瞬止んだのを隙にアルフィナは神殿の中へと滑り込んだ。
すぐさま帝国兵が続いて中へと侵入されないように門を締める。
『!、アルシド殿!』
「これはこれはぁ。先程の戦い見事でしたよぉ。まさに戦場の女神、戦神のようでした。」
『そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!』
なぜ避難しないの!?とアルフィナの怒号が飛ぶ。
やれやれとアルシドは肩を竦めた大げさなリアクションをする。
「人手不足かと思いましてねぇ。ま、腕にも多少の自信もありましたので。おかまいなく」
『あのねぇ、』
おかまいなく、と言うがたしかに彼の足元には侵入を許してしまった帝国兵達が山のように倒れていた。
すると、ガシャンと一際存在感を感じる鎧の擦れる音が聞こえた。
ふと、後ろを振り返る。
『……。』
帝国の国旗のマントをはためかせ、独特な鎧兜を身につけた兵。
ラーサーは驚き声を上げる。
「ガブラス!」
『……っ!』
「ラーサー様、お迎え上がりました。」
「ではアレキサンダーはあなたが…」
「ヴェイン様がお呼びです。至急本国へ戻られるよう。」
「兄上が…」
うつむくラーサー。
彼の元へ一直線に歩み寄るガブラス。
しかしその道をアルフィナが遮った。
思わず歩みを止めるガブラス。
「そこをどけ。」
『悪いけどラーサーは今、私の“人質”なの。』
「なに?」
「アルフィナさんっ」
ぐっとディフェンダーを握りしめる手に力がこもる。
そうだ…、…こいつだ。
こいつなんだ。
『お前が…』
「アルフィナ…」
ガブラスがラーサーが発したアルフィナの名に気を取られている間にもアルフィナの平常心が失われつつあった。闘気が徐々に上がっていく。
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