ACT.20
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『ラーサー!アナスタシス猊下!』
「アルフィナさん!」
ラーサーがこちらに駆け寄ってくる。
避難の方はどうですか?と聞かれ、ある程度避難させることが出来たと伝えた。
『猊下も早くここから…』
「それは出来ぬ…」
「大僧正、」
避難を拒否するアナスタシス猊下。
腰掛ける椅子から1ミリたりとも動く様子が見られなくて。
『ですがここにいては危険です!帝国兵はあなたを狙って来ているんです!』
「…だとしてもここを動くわけにはゆかぬ。私がブルオミシェイスにいることに意味があるのだ。」
『猊下…。…わかりました。』
「アルフィナさん?」
アナスタシス猊下の頑固に負けたのだろう。
アルフィナは背中のディフェンダーを抜き、神殿の入口へと歩いた。
『この門は私が守る。誰もここに入らせはしない。』
「そんな無茶です!」
引き止めるラーサー。
しかし彼女の背から伝わる並々ならぬ覚悟にそれ以上なにも言えなかった。
『大丈夫。私にはとっておきの秘策があるから!』
「アルフィナさん、」
左手をひらひらさせ、門の向こう側へアルフィナは姿を消した。
本当は秘策なんてものないのだけれど。すこしでもラーサーを安心させることが出来ればいいな。
『さぁ、どこからでもかかってこい!』
遠くから帝国兵がやってくるのが見えた。ラバナスタでよく聞いていた鎧の擦れる音がガシャガシャと近づいてくる。
『はぁあ!』
「ぐあっ」
『このぉ!』
ガシャン!と鎧が崩れ落ちる。
階段の上という不安定な足場を選んで戦う。
自分にとっても危ないが敵にはもっと不利な場所でもある。1人が倒れればあとは雪崩のように崩れていく帝国兵。
しかし、そう長くももたなかった。
やはり1人でこの数の兵を何かを守りながら戦うというのは想像以上に大変で無謀なことだった。
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