ACT.20
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────………。
『ん…?』
「どうされました?」
『いや、今なにか聞こえて…、』
気のせいかな?
神殿の前で、ふと後ろを振り返った。
『うそ…、』
「あれは…!」
遥か先でアルフィナはありえないものを目にする。
それはアルケイディア帝国の艦隊だった。しかも一隻だけではない。
「あれはアレキサンダー!?」
『誰が乗ってるの!?やっぱりジャッジ!?』
「おそらく…、」
米粒程度に見えていた艦隊が徐々に大きく見えてくる。
あきらかにここブルオミシェイスに向かってきていた。
『まずい…。絶対こっちに来てる。ラーサーを連れ戻しに来たのかな。』
「もしそうなら僕は大人しく従います。ですがそれだけであの数の艦隊を動かすのは異常です。」
『ほかに目的があるってこと?』
「考えたくはありませんが猊下が危ないかもしれません。」
『まさかそんな事…!』
いや、ありえる。
このままでは危険だ。
そう考え、そこからのアルフィナの行動の速さは目を見張るものだった。
『私、避難民の人達をここから避難させる。ラーサーはアルシドと神殿の人達に伝えて避難させて。』
「わかりました!お気をつけてっ」
来た道を全力疾走で引き返すアルフィナ。
宿屋に置いていたディフェンダーを急いで取りに来ると、宿屋の人にも帝国の艦隊のことを忘れず伝える。
『みんな聞いて!帝国の艦隊がこっちに来てる!今すぐここから離れて!』
アルフィナの言葉になんだなんだと避難民達がわらわらと集まり始めた。
『急いで!帝国兵がここにくる!ここにいては危険よ!』
「そんな!」
「みんな、急いでここから離れろ!」
「荷物は置いていけ!命が最優先だー!」
一気に辺りは物々しい雰囲気に包まれる。
だが年寄りや子供が多いのでどうしても避難民達の足取りが重い。
『急いで!』
「ここへ避難してきたのに、次は一体どこへ避難すればいいの…」
『頑張って!一時的なものだからっ。森へ向かって!間違っても谷へ行ってはだめよ。』
「どうして帝国がブルオミシェイスに…」
それはこっちが聞きたい。
そんな思いを飲み込んでアルフィナは避難誘導をする。
帝国艦隊がもうすぐそこまで迫ってきた時、避難誘導もそこそこにしてアルフィナは神殿の方へと向かった。
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