ACT.19
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『え、え、なんで!?』
「だってお前熱あるしさ」
『お前はやめい!これくらい平気だよ!明日には治るから!』
「無理はしないでアル。」
『パンネロ…、』
みんなしてアルフィナの説得をする。
どうしても納得出来なくてフランを見る。
『フラン…。』
「ミリアム遺跡はミストの吹き荒れる場所。今のあなたの体では耐えられないわ。」
アーシェもバッシュもヴァンもパンネロもダメで、フランもダメ。じゃあとバルフレアを見るが、
「ま、丁度いい機会だ。ゆっくりしてろ。明日中には戻るから一日療養してればいいさ。」
『でも…、』
「心配いらねぇよ。」
『……、』
心配はもちろんする。
するが、それよりもっと心の中を占めるのが…
『寂しい…。』
「アル…、」
ぽろりとこぼれた本音。
1人になるという寂しさ。不安。
その意外な本音に驚きつつも胸を締め付けられたアーシェだった。
たがこれは満身創痍なアルフィナのためを思っての決断である。
「なるべく早く戻ってくるからブルオミシェイスで待っていて。」
『アーシェ…、』
苦渋の決断だったのだろう。
アーシェの声もどこか辛そうだった。
アルフィナの体の事を思ってのことだと分かっているのに、心のどこかで置いてけぼりにされるのではないかと、不安が頭をよぎる。
『おいて、いかないでね…。無事に帰ってきてね。』
「えぇ。あなたを置いていったりしないわ。」
ほっと胸をなでおろす。
ひとまず納得はしてくれた様子のアルフィナ。
やはり元気はなかったが。
「私にはあなたが必要だもの。だから早く良くなって。」
『うん、わかった。』
時刻はすでに夜中を過ぎていた。
これからの話を終えて、一同はようやく眠りにつく。
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