ACT.19
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『…あまり長くは持たないの、この体…。』
「……っ」
『でも治す方法を探すことは出来るから。…その…、帝都に行きたい、んだ。』
「ドラクロアか…。」
『人造破魔石を研究してるっていう?』
「あぁ…。」
ドラクロア研究所。
詳しく話してくれたことがなかったが、バルフレアが何度か口にしていた名前だ。
『そこに行けば…、』
「人造破魔石を取り除く方法が見つかる…、かもな。」
「じゃあミリアム遺跡の次は帝都で決まりだな。」
「早く治さなきゃだね。」
バルフレアの言葉にヴァンとパンネロも気合いが入る。
ミリアム遺跡と言えば…、
「私も…いえ、私達もあなたに話しておきたいことがあるの。」
『アーシェ?』
今度はアルフィナ以外のみんなに緊張が走る。
アーシェが先程のミリアム遺跡行きの話をアルフィナに伝えようとしたからだ。
「明日の早朝からミリアム遺跡に行こうと思うのだけれど…、」
『うん。さっき聞いたけど…、』
「アル…、驚かないで聞いて。今回の旅であなたにはここで待ってて欲しいの。」
『…、…え。』
なんですと。
時間がピタリと止まった気がした。
アーシェ以外のみんなに目を向けてもすでに知っていた風な顔をしていた。
それはつまり…、
『あれ?戦力外通告ってやつ?』
「そ、そうじゃないわっ。」
「君の体調を考えてのことだ。深く考え込まないでほしい。」
焦るアーシェにすかさずバッシュがフォローする。
だが、よほどのショックだったのかいまいち理解出来ていない様子。
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