ACT.17
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
比較的安定した天候のなか、しばらく進んでようやく目的地の神都ブルオミシェイスに辿り着く。神殿までの道の脇に簡易テントが隙間なく張ってあり、避難民たちの生活が伺える。
その横を通り過ぎ神殿を目指す。
神殿の近くでは避難民とは違う服装の人がパラパラといた。
『あの人たちは?』
「彼らはキルティア教の教徒たちだ。ン・モゥ族たちはキルティア教の長老たちだな。」とバッシュ。
「へぇ…教徒も長老も、結構多いんだな。みんなここで何してるんだろう?」
『難民の人たちを保護してるの?』
「保護って言ったってさぁ…、メシ食わせるだけじゃだめじゃないのか?仕事を見つけてくるとか。」
『そう簡単にはいかないのかもね』
ヴァンとそんな会話をしながら神殿への階段を登る。
と、そんな時。
階段を上がる一行で足元が覚束無い人が。
「大丈夫?アル…」
『ちょっと目眩がして…。大丈夫、すぐ治るわ』
後ろを歩いていたアーシェが声をかけるも、平気だとアルフィナは言い張った。
「顔が赤いわ」
『そう?』
「見せて」
『フラン…』
ヒヤリとした彼女の手のひらがアルフィナの額に触れる。
「少し熱があるわ」
『あれ?』
その声にみんなが振り向いた。
「アル大丈夫なの?」
「先に休める場所を探そう」
『だ、大丈夫です!それより先にラーサーの用事を済ませよう!その後にちゃんと休むから!』
おそらく気候の変化からだろうと思う。
みんなは平気なのに自分1人だけが体調を崩すなんて、申し訳なく思った。
結局彼女の頑固さに負けて目的のアナスタシス猊下に面会を先に済ませることに。
.