ACT.17
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里を出て、以前通れなかった結界の前にやってきた一行。
「わ、すげー!パンネロ早く来いよ!」
以前拒まれて通れなかっただけに、向こう側へ行けたことがかなり感動だったらしく。その感動を是非ともはやく共感してほしいヴァンは次にパンネロを促す。
「本当に通れた!」
「森に受け入れられた、ということでしょうか。」
『全くみんな子供なんだから。』
「そーいうお前はどうなんだよ」
『……。』
「くく…っ」
パンネロの次に通ったラーサーと一緒にはしゃぐヴァン達にやれやれとちょっと大人ぶった態度を取るアルフィナだったが、その背中にはうずうずしたと気持ちがしっかりと書いていた。
『うわ、通れた!すごい!』
「だろ!」
『不思議ー!感動ー!』
「……。」
先程の大人ぶった様子はどこへやら。
これにはバルフレアだけでなく、バッシュはもちろんフランもアーシェもやれやれと笑うのであった。
「油断しないほうがいいわ」
フランの忠告に気を引き締める。
周囲を警戒しながら歩みを進めた。
自然が創り出した迷路のような道。
入り組んだ道に迷いそうになりながらももうすぐ出口だとフランが告げる。
その言葉にもう少しの辛抱だと言い聞かせ歩いていたところ、突然足元が激しく揺れ、なにかの咆哮がゴルモアの森に響き渡る。
『え、え!?なに!?』
「なんの声!?」
隣を歩いていたパンネロもわたわたと周りを見渡す。
すると前方からまたあの姿が。
『またドラゴン…』
「ヨーテが気を付けろと言ったのはこれか?」
本日2体目。
森の草木に擬態したようなドラゴンが一行に襲い掛かる。
その胴体には草や花が生えている。ちなみに花はピンク色の妙に可愛らしいものだ。
こんな愛らしいドラゴンもいるのかとつい見入ってしまった。
大きさはぜんぜん愛らしくないが。
『あら可愛い』
「バカ言ってないでさっさとかまえろっ」
『はーい。じゃ揺動いってきまーす。』
いつものようにアルフィナが敵を揺動して気を引かせ、後からバルフレアやフランが遠距離攻撃を仕掛ける。
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