ACT.16
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するとアルフィナはラーサーが手に持つ人造破魔石を取り上げると地面に転がし、ディフェンダーを勢いよく振りかざし。
「アルフィナさん?」
ラーサーの声にアルフィナふっと笑う。
そして人造破魔石を砕いてしまった。
『これは人が持つべきものではないわ』
「アル…、」
ごめんパンネロ、とアルフィナが小さく呟いたので首を横に降って大丈夫と答えた。
その後、ミュリンの回復を待ち一緒にエルトの里へと戻ることに。
魔石鉱からようやく太陽の下へと出てこられたことで、暗かった雰囲気も幾分かはマシになったような気がした。
ミュリンを連れてエルトの里へ着くと、今回も気を使って入口で待とうとしたアルフィナにフランが優しく中へと促した。
フランの優しさに甘んじて共に里の中へとついて行く。
前と同じ場所にヨーテが立っていた。
相変わらず何を考えているのかわからないような雰囲気だ。厳しい顔をしている。
「森のささやきを聞いた。持って行け。“レンテの涙”がお前を赦す。」
ヨーテの側近らしきヴィエラ族が、ヴァンに青く光る宝石を手渡した。これがあれば森の結界とやらも超えていけるようになるそうだ。
「森を越えてどこへなりと行くがいい。」
「ありがと!」
ヨーテの冷たい物言いも気にしないヴァン。相変わらずメンタルが強い。軽く挨拶をしてその場を去ろうとしたヴァンと入れ替わりで、ミュリンがヨーテの前へと出た。
「それだけなの?森を出て知ったわ。世界は動いてる。なのにヴィエラは何もしないというの?」
「ヒュムの世にかかわるのは…ヴィエラの性ではない。」
「嫌なのよ!イヴァリースが動こうとしているのに、ヴィエラだけが森にこもっているなんて!」
冷たく言い放つヨーテに、ミュリンは悲痛な声を上げた。
「私だって森を出て、自由に生きたいのよ!」
ヴィエラらしからぬ発言に、ヨーテは眉間に皺を寄せた。
「やめておきなさい。」
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