第40話
夢小説設定
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『ねぇウィンリー。』
「なに?」
その名が書かれたページをそっと指で撫でる。
『スカー、ってどんな人か知ってる?』
「――…。」
まさかこんなにも早くその名を聞くとはウィンリーも予想してなかった。
自分にとってももちろんサヤにとっても忘れがたい人だ。
あれからずいぶん時間がたったが未だ素直に受け止め切れていないものもある。
何も答えないウィンリーにサヤは首を傾げた。
「あ、えっと…、根は良い人なんだと思うわきっと。私の事も守ろうとしてくれたこともあったし。」
『そう、なんだ…。』
「きっとサヤのこと心配してるわ。」
『いつか会えるかな…。』
「えぇ。あの人もあなたに会いたいと思ってるはずよ。…もう電気消すね。」
『うん。話してくてありがとう。おやすみウィンリー。』
時刻は0時を回っていた。
パチンと明かりが消える。
暗闇に包まれた部屋に月明りが入ってきて少し明るかった。
スカー…。
その名前が頭の中にずっといる。
私にとってどんな人だったんだろう。
『(大事な…人、だったのかな…。)』
いつか会えますように…。
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第41話