第40話
夢小説設定
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戸惑い。困惑。慣れない感じ。
最後に彼女と過ごしたのは確かリオールの街だった。
少なくともあの時はもっと仲が良かったと思ったのだが、今は何というか。
『あの、私…』
「サヤどうしたのよ…、」
よそよそしい。
そこへエドが状況を説明した。
サヤが兄弟の為にしたことを。
その話を聞いたウィンリーは泣きながらサヤを抱きしめたのだ。
『えっと…、』
「ばかっ。なんて無茶するのよ。もし戻ってこれなかったらどうするつもりだったのよ…」
『泣いて、るの?』
「当たり前でしょ!私はあなたの友達なんだから。心配するに決まってるじゃないっ」
『――…。』
無茶しないでサヤ!
かすかだが靄がかかっていた記憶の一部が見えた気がした。
こことは違う場所でこの少女に同じことを言われたような。
じっとウィンリーを見つめるサヤ。
「サヤ?どうした?」
とエド。
『…。前にも同じことを言われたような気がして…。たぶん?』
「そうなの?ウィンリー」
「…、言った。言ったわ。確か中央でサヤが入院してた時、だったと思うわ。」
「あっ。あの時か。」
エドとアルと過ごした時にも少し思い出したことはあった。所々だったのでそれがいつのものなのかはわからないが。
ウィンリーと会うことで蘇る記憶もあって。
リゼンブールに連れてきて良かったと思うエドだった。
「サヤもおかえりなさい。」
『た、ただいまウィンリー。』
「好きなだけ家にいていいから。また2人で夜更かししておしゃべりしましょう。とりあえずエドとアルのことはあとで殴っておくから。」
「「……。」」
『う、うん?』
今度は2人そろってギクリと肩を揺らすエドとアルだった。
ウィンリーの物騒な発言に咄嗟に理解出来ず、頷くしか出来なかった。
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