第37話
夢小説設定
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「おおおぉ!」
ドン!ドン!
休む間も与えずひたすら攻撃を仕掛ける。
『はぁ!』
サヤが遠隔錬成で複数の離れた場所から錬成した槍がホムンクルスを襲う。それはやつに当たることなくはじかれてしまうがホーエンハイムいわく賢者の石を使い切らさなくてはならない。ここからは持久戦だ。
《錬金術封じが効かん…》
ホムンクルスはなぜ彼らが錬金術を使えるのか理解できない。
もう一度術封じを発動するがまるで意味がない。一時も怯むことなく攻撃の手が続く。
とてもこの世の戦いとは思えない。
錬金術師同士の戦いとはまるで戦車での打ち合いのようで、みるみるうちにこの空間が崩壊していく。
「のわわわ!…っこんにゃろ!こっちが強くなっても焼け石に水状態じゃねぇか!」
「焼け石に水でもかまわん!ガンガン行け!」
『言われなくても!』
「―姉様それハ!」
どこから取り出したのか、いつかの拳銃がサヤの手に握りしめられていた。
「いまさらそんなんがやつに効くかっ」
『黙ってみていろ!』
「…っ!」
バチバチと電気が身体中を駆け巡る姿にエドは目を見開いた。
それが手元の拳銃へと吸い寄せられるように集まっていく。
『これでもくらえ!』
――電撃砲!
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