第36話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なんとか攻撃を防いではいるが、ホーエンハイムの中の賢者の石が尽きるのも時間の問題だ。
早くあの“錬成陣”を発動させなくては一方的にこちらが不利のままだ。
「早くしないと父さんの中の賢者の石が尽きる!」
「まだか…っ、まだなのかスカー!」
『く…っ、早く…、』
急いで…!
―――。
みんなの願いが通じたのか、バチバチィ!となにかが大地を駆け巡る感覚がした。
まるで霧が振り払われるような。
いつも感じていた大地の下を大勢の人が這いずりまわるような感覚がここで初めて消えたのだ。
それはちょうどスカーがラースを打ち倒し、計画していた新たな国土錬成陣を発動させてくれたのだ。
『――来たっ!』
―!!
その言葉を聞いたエド達はようやく反撃に出る。
突起やら槍やらを一斉にホムンクルスとプライドに放つ。
涼しい顔してそれらを見えない壁で跳ね除けられたが、座っていたいつもの椅子が見る影もなく。
「ざまぁみやがれ。えらっそーにふんぞり返ってた椅子が粉々だ…。」
ホーエンハイムにかばわれるのはもう終わりだ。やっとこちらも反撃を出せる。
自慢の紅いコートを脱ぎ捨てたエドがホムンクルスの前に堂々と出てきた。
「好き放題やってくれやがったなこの野郎。クソ真理と一緒にぶっとばす!」
――――――――――――
――――――――――――
――――――――――――
――――――――――――
Next Story
第37話