第33話
夢小説設定
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「あーらら。こんなにやられちゃって。…鋼の錬金術師に焔の錬金術師にスカー…。おっと北でお世話になったクソ合成獣も一緒か…。んで、」
『…!』
エンヴィーの視線がサヤを捉える。
「サヤもいるときた…。さてどいつから片づけてやろうか?…やっぱお前からか?サヤ――。」
『…っ!』
エンヴィーの殺気にサヤは身構える。
と、そこでマスタング大佐が口を開いた。
「こいつが“エンヴィー”?たしか変身出来るホムンクルス…」
「へぇ…知ってるんだ。初めましてマスタング大佐。…て、あれぇ?いいのかいスカー、こいつイシュヴァールで活躍した国家錬金術師だよ?」
まさかの組み合わせにエンヴィーは火に油を注いだつもりだったが当人、反応せず。
そうだな。としか返さないスカーに思っていた反応と違ったのか。
「…なれあい?つまんないなぁ、もっとドロドロしたの見せてよ!あんたらゴミむしがぎゃんぎゃんわめいてるのが面白いのにさぁ」
『お前…っ』
「貴様の下衆な趣味に付き合っているヒマはない。」
マスタング大佐の返しにエンヴィーは、ははっと嘲る。
「下衆?じゃあ質問するけどさあ、あんた達ニンゲンだって人の不幸とか愚か者が躍るのを見てるの大好きなんじゃないの?だからしょっちゅう戦争してんじゃないの?」
「うむ。確かに愚か者が踊り狂ってるのを見るのは愉快だ。」
「おいっ」
『サイテー』
マスタング大佐のまさかの返しにちょっと軽蔑しそうになる。
「特にホムンクルスとかいう愚か者が踊り狂う様を見るのは特に愉快だ。」
「……。」
エンヴィーの顔色が変わる。
いまの返答が癪に障ったのだろう。
笑顔が消えた。
「貴様の質問には答えた。今度は私の質問に答えてもらおう。」
マース・ヒューズを殺したのは誰だ
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