17話
夢小説設定
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意外な人物に動きが止まる。しかしすぐに我に返り、目の前の人物に警戒する。
『何故お前がここに…!』
「ま、待ってくれサヤちゃんっ」
何故か止めに入るマルコーさんの声などサヤの耳には全く入らず。
スカーも彼女の姿を見た途端、臨戦態勢に。
『マルコーさんを殺しに来たのか!そこから離れろ!』
「…っ!」
投げたクナイがスカーを捉え損ね、後ろの壁へと突き刺さる。
その隙にマルコーさんを背にかばうように滑り込むように前に立つ。
再び手にしたクナイの向こう側にスカーの姿を捉えた。
『マルコーさん、怪我は?』
「私は大丈夫だっ。それよりも彼を殺さないでくれっ」
『何を言って….、…っ!』
横目でマルコーさんを見たがその一瞬の隙にスカーが攻撃をしてくる。
突き出す破壊の右手を屈んでかわすとサヤはスカーの懐に入り込む。
クナイを心臓狙って突き刺そうとするのだが、スカーが後ろに下がったためあと少し届かなかった。
『(ちっ、…相変わらず素早いっ)』
「この男からイシュヴァールの真実を聞かねばならん。お前は邪魔だっ。黙っていろ!」
そう言われた途端、視界からスカーが消えた。
いや、あまりの速さについていけなかったのだ。スカーは素早く屈んでサヤの足元を足払いする。
不安定な体制だったのでサヤはまんまとかかり、仰向けにバランスを崩す。
『しまっ…!』
スカーはさらに追い討ちをかけんと、サヤが背と後頭部を床に打ち付けたタイミングで上着を右足で、彼女の右腕を左足で踏み付けると躊躇なく右手で細い首元を掴んだ。
『ぐ…!』
「……っ、終わりだ」
やばい…っ
殺される。
錬成反応の光がほとばしる。体全身に痺れが駆け巡った。
目の前がどんどん真っ暗になっていく。
スカーの人体破壊は案外苦しまないのだな、なんて非常識なことを思った。
私、死ぬの、か…、
『(そういえば前にスカーに殺されても別に後悔はしないって言った気がする…)』
そこでサヤの意識は途切れてしまった。
.
『何故お前がここに…!』
「ま、待ってくれサヤちゃんっ」
何故か止めに入るマルコーさんの声などサヤの耳には全く入らず。
スカーも彼女の姿を見た途端、臨戦態勢に。
『マルコーさんを殺しに来たのか!そこから離れろ!』
「…っ!」
投げたクナイがスカーを捉え損ね、後ろの壁へと突き刺さる。
その隙にマルコーさんを背にかばうように滑り込むように前に立つ。
再び手にしたクナイの向こう側にスカーの姿を捉えた。
『マルコーさん、怪我は?』
「私は大丈夫だっ。それよりも彼を殺さないでくれっ」
『何を言って….、…っ!』
横目でマルコーさんを見たがその一瞬の隙にスカーが攻撃をしてくる。
突き出す破壊の右手を屈んでかわすとサヤはスカーの懐に入り込む。
クナイを心臓狙って突き刺そうとするのだが、スカーが後ろに下がったためあと少し届かなかった。
『(ちっ、…相変わらず素早いっ)』
「この男からイシュヴァールの真実を聞かねばならん。お前は邪魔だっ。黙っていろ!」
そう言われた途端、視界からスカーが消えた。
いや、あまりの速さについていけなかったのだ。スカーは素早く屈んでサヤの足元を足払いする。
不安定な体制だったのでサヤはまんまとかかり、仰向けにバランスを崩す。
『しまっ…!』
スカーはさらに追い討ちをかけんと、サヤが背と後頭部を床に打ち付けたタイミングで上着を右足で、彼女の右腕を左足で踏み付けると躊躇なく右手で細い首元を掴んだ。
『ぐ…!』
「……っ、終わりだ」
やばい…っ
殺される。
錬成反応の光がほとばしる。体全身に痺れが駆け巡った。
目の前がどんどん真っ暗になっていく。
スカーの人体破壊は案外苦しまないのだな、なんて非常識なことを思った。
私、死ぬの、か…、
『(そういえば前にスカーに殺されても別に後悔はしないって言った気がする…)』
そこでサヤの意識は途切れてしまった。
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