16話
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鉢合わせたかと思うと、サヤはそそくさをその場を去ろうとする。
「…って、なんだよもう行くのか」
『お前と話す事はない。その顔を見てるだけで気分が悪い』
「ひでぇ言いようだな。こいつそんなにお前から嫌われてんのか」
『気になるなら本人に聞いたらどうだ?自分から話すかどうかは知らないがな…。』
「ふーん…」
手すりの上に腰掛けるグリードを置いて、サヤはその場から逃げるように立ち去っていく。
“あの”グリードはどうも苦手だ…。
リンの面影が、強く残っているから…。
屋上を出て、行き場を無くし廊下で立ち尽くすサヤ。
結局は再び地下へと潜り、通路を歩く。
ふとマルコーさんの顔を見てないな、と思いなんとなく足は彼が居る部屋へと向かっていた。
『……ん?』
気のせいか…。
マルコーさんの部屋から話し声が聞こえてくる…。エンヴィーあたりが冷やかしにきてるのだろうか。
「………っ」
『マルコーさん?…、…誰かいるのか?』
「サヤちゃん…っ」
ドアを開ける。
そこにいたのは………、
「……。」
『なんで、ここにいる…っ』
…その人は鋭い視線でこちらを見ていた。
『…スカー…っ』
数日前に戦った、あの時の姿のままのスカーがマルコーさんの前に立っていたのだった。
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第17話
「…って、なんだよもう行くのか」
『お前と話す事はない。その顔を見てるだけで気分が悪い』
「ひでぇ言いようだな。こいつそんなにお前から嫌われてんのか」
『気になるなら本人に聞いたらどうだ?自分から話すかどうかは知らないがな…。』
「ふーん…」
手すりの上に腰掛けるグリードを置いて、サヤはその場から逃げるように立ち去っていく。
“あの”グリードはどうも苦手だ…。
リンの面影が、強く残っているから…。
屋上を出て、行き場を無くし廊下で立ち尽くすサヤ。
結局は再び地下へと潜り、通路を歩く。
ふとマルコーさんの顔を見てないな、と思いなんとなく足は彼が居る部屋へと向かっていた。
『……ん?』
気のせいか…。
マルコーさんの部屋から話し声が聞こえてくる…。エンヴィーあたりが冷やかしにきてるのだろうか。
「………っ」
『マルコーさん?…、…誰かいるのか?』
「サヤちゃん…っ」
ドアを開ける。
そこにいたのは………、
「……。」
『なんで、ここにいる…っ』
…その人は鋭い視線でこちらを見ていた。
『…スカー…っ』
数日前に戦った、あの時の姿のままのスカーがマルコーさんの前に立っていたのだった。
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