15話
夢小説設定
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「何で女がこんなとこにいんだよ」
『……。』
「お父様が最後の詰にと用意した俺達の兄弟だよ」
「ふーん」
リンの姿をしたグリードがジロジロとサヤを眺める。
見た目がリンそのものなだけに、サヤはグリードに慣れないでいた。
「グリード生まれたー、おめでとー、おでグラトニー!あっちがエンヴィー!」
「グラトニーにエンヴィー…。そして、サヤっつったか?なるほどね」
『……っ。』
「よろしくな、魂を分けた兄弟さんよ。それと…」
親父殿、とリンもといグリードがお父様の足元に膝まづく。
「生んでくれて感謝する。」
「うむ。残りの兄弟は追い追い紹介する…。」
「グリード、だと?…リンは…」
そういえばエド達の事を忘れていた。
リンの姿を穴が開くほど見つめる。
「リンって奴は友達か?面白いガキだったぜ。奴は俺をすんなり受け入れやがった。悪いな、この入れ物はグリード様がもらっちまったぁ!」
「嘘だ…、手を出すなって…」
こうなるとわかって、手を出すなと言ったのか…。
「勝算があるって…、あいつがそんな簡単に乗っ取られるタマかよ…!」
『無駄だ、エド。あれはもうリンじゃない』
「うるせぇ!信じられるか!返事しろリン!リンー!」
『無駄だと…、…っ!?』
グリードに向かって叫びつづけるエドに何度やっても無駄だと、言おうとしたが突然、サヤは違う気配を感じた。
「どうした、サヤ」
『誰か来ます、お父様…』
その言葉と同時に勝手口が開いた。
その先にいたのは、合成獣と…
『!…、スカー…』
「……。」
どくん、と心臓が鳴る。
そして、もう一人…
「いやダ…、あの人いやダ…、…!」
「どうした。」
お父様を見て怯える少女。
あの子は…、
見覚えがある。
どこかで…、と##NAME1##が思い出そうとすると少女と目が合った。
『……。』
「まさか…!」
思い出せない##NAME1##とは違い、少女は一目で目の前の人物が探し人だとすぐに気づいた。
メイはようやく探していた人と再会する。
「##NAME1##姉様!」
『お前は…、』
私をその名で呼ぶのはただ一人だけ…――。
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第16話